考えたこと2

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原爆と水爆
ぼくらの小学校の頃は冷戦の真っ只中で、少年マガジンにも特集で「日本に水爆が落ちたら」というようなものも載っていた。
今でも覚えているのは、日本には水爆が5発落ちれば壊滅状態という解説。
北海道と東京、仙台、名古屋、大阪、福岡あたりに円が書いてあって、その5つの円で日本列島がほとんど隠れる、というような絵だ。
その時から、水爆は原爆の比ではないという意識が刷り込まれた。

水爆を作るためには、原爆が完成しないといけない、と書いてある。
水素(重水素や三重水素)を核融合するときに発生するエネルギーが爆弾になる。
その核融合を起こすためには、原爆で発生する熱と中性子などが必要、ということだ。
1960年代に米ソが開発した。
子供心に、スゴイ爆弾だと思ったものだ。

それから50年ほど経って、北朝鮮が水爆実験に成功したらしい。
どんな技術が要るのか、詳しくは知らないが、原爆ができれば水爆もできるというものなのかもしれない。

人類の歴史は戦いの歴史という人もいるが、本当にそうだと思う。
この70年、日本は平和だったが、世界のどこかで紛争はずっと続いている。
民族や宗教がそのもとになることが多いから、ヨーロッパが政教分離をした。
近代的な国民の概念も作った。
しかし、それらがどんどん綻んできたように思える。

第二次大戦後70年。
対戦の記憶を持つ人が世界的に減ってきて、人類はまた新たな戦争のフェーズに入ったのだろうか。

核という自らを滅ぼしかねない兵器を手に入れて、人類は否応なく全面戦争を回避するしかなくなった。
超大国同士の争いは見かけ上はない。
でも、だんだんと核保有国は増えている。

なんだかきな臭い時代になってきた。

平和がいい、というのは全員が思っているのだろう。

ただ、どんな平和がいいのか、というところが違う。

国家というのは難しい。

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