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2017.07.04 Tuesday
持つべきものは友
6月3日に「みをつくし料理帖」のドラマのことを書いて、原作の小説をブックオフに見に行く、という事を書いたら、こないだ東京の友だちから連絡があった。
「みをつくし料理帖全十巻、年末に進呈するので、ブックオフで買うのは思い留まってはどうですか?」 ラインの吹き出しに入っていた。 ブログを読んでいる大学時代の友人が、持っていたのだ。 そういえば、「くいしんぼ」をまとめて貸してくれた覚えがある。 なるほど、そういうのが好みだったのだ。 しかし、くれるというのは太っ腹だ。 持つべきものは友だと思う。 ぼくはワーカホリックだったから、仕事以外の付き合いは少なかった。 たいがいのサラリーマンがそうだろう。 若い人たちは違うかもしれないが…。 仕事の上での付き合いは、仕事を辞めたらなくなることがほとんど。 会社に勤めていたころの先輩や同僚と会うことはあるが、年に10回もいかない。 会社に行っていると、嫌でも顔を合わすのだが、そういう習慣だから、わざわざ会社に行かないのに会おうということにはならない。 そういう、水のような交わりなのだと思う。 それでも、不思議な事に年に1回会うだけでも、すぐに話が通じる。 長い間仕事を通じて一緒に過ごし、わかっている部分が大きいのだ。 件の友人は大学で一緒だった。 就職して東京方面に行って、それ以来こちらには帰ってきていない。 だから、会うといっても年に1,2回。 それでも、会うと当時の関係に戻る。 これから年をとってくると、そういう関係が大事になってくるんだろう。 SNSを使いこなすわけでもないし、何ヶ月かに一度ラインの吹き出しに文字が来たりするだけだが、ありがたい友人だと思う。 本をくれるから、言っているわけではない。 まあ、ちょっとはあるか…。 |
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