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2016.07.19 Tuesday
レコードプレーヤー再び
パナソニックがテクニクスブランドでレコードプレーヤーを4月に出したが、それに続いてソニーもちょっと本気のレコードプレーヤーを出した。
テクニクスほどの値段ではないが、5万円台のプレーヤーで、ハイレゾ変換してパソコンに取り込めるという機能もついている。 まだまだ団塊の世代は生きているし、彼らが持っているレコードも相当あるだろう。 現役を引退して、レコードをゆっくり聞こうという人もいる。 だから、4月にテクニクスが出した限定版300台のレコードプレーヤー33万円が30分で売り切れた。 ソニーもアナログレコードを持っている層に狙いをつけて、ハイレゾの音源化するためと、レコードを聴くためにプレーヤーを出したということだ。 こちらはベルトドライブで昔のスタンダードタイプ。 レコードプレーヤー、ぼくも持っているが、震災で壊れたものを買い換えた。 当時のコンボステレオのオプションで1万円台の安いもの。 でも最近はレコードなどほとんど聞かない。 再生するのがおっくうで、ついついパソコンでストリーミング音源を聞いたりする。 いつの間にか音楽が消耗品になっている。 そんな生活に気づいて、複雑な気持ちになる。 昔はレコードを聴くのが楽しみだった。 30センチの大きなジャケットからレコードを取り出して、アンプの前に立てかける。 あの大きさだったから、ジャケットもデザイン性が強かった。 今のCDジャケットの印刷もLPレコードを踏襲しているが、それでもあの存在感には及ばない。 こんなことを書いたおぼえがあると思い、レコードという言葉でブログを検索してみると50くらいの記事がヒットした。 まあ、80年代まではレコードだったと思う。 ビートルズも、拓郎も、ユーミンも、達郎も、竹内まりやも、ハイ・ファイ・セットも、キャロル・キングも、5th Dimensionも…、みんなLPレコードだった。 今もまだ棚に並んでいる。 1900年代の初めにできた30センチLPレコードは約100年弱続いた。 今でもレコードでないと聞けない音源はたくさんある。 でも、今の若い人たちは生まれた時からCDだから、レコードなど聞かないだろう。 ソニーの狙いはやっぱり中高年だろう。 狙いはどうであっても、レコードが聞ける状態にあるというのはうれしい。 たとえ、ほとんど聞かなくても…。 |
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