考えたこと2

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Cool like a cucumber
言葉によって、色々とたとえるものが違う。

こないだ、ドラマを見ていたら、”Cool like a cucumber”というセリフがあった。
これを訳すと、「キュウリのように冷静だ」となる。
日本語では冷静とキュウリはまったくひっつかないが、英語では対になるらしい。
辞書を引くと、「とても冷静だ」「ストレスがかかる場面でも落ち着いている」というような意味が書いてある。

なぜ、キュウリが冷静と対になるのかというと、キュウリは夏に身体を冷やす食べ物だと言われているから、とあった。
なるほど、そういうわけでキュウリと冷静が結びつくのか。

そういえば、ビートルズの A hard day’s night の歌詞に、Sleep like a log というのもあった。
直訳すると、丸太のように眠る、という意味だ。
本当の意味は、疲れて死んだように眠るという意味。
これはたたいても、揺すっても起きない、ということで丸太にたとえているのだろうが、死体も丸太に近いから、何となく理解できる。

狐のようにずるがしこい、というのも英語のたとえ。
昔話で、日本では狐はずるがしこく、狸は間抜けで愛嬌がある、というような印象がある。
英語でも狐はずるがしこいのだろう。
狸はどうなのか、と思ったら、狸は東アジアにしかいないらしく、英語には出てこない。

イヌは人間の忠実な仲間である、というような考えがアメリカにはあるような気がするので、イヌは忠実というたとえの表現になると思ったら、間違いだ。
どちらかというと、「嫌なヤツ」とか「裏切り者」というような使い方になるらしい。
そういえば、日本語でも「警察のイヌ」とか「幕府のイヌ」という用法で「手先」とかネガティブな意味に使っている。
長年、イヌと人間がつきあってきているのに、不思議な現象だ。

では、ネコはどうかというと、A cat has nine lives という言葉があり、ネコは9つの命を持っている、ということになる。
つまり、英語ではネコは生命力が強いということらしい。
敏捷で、狩りをすることから、きっと何かあっても生き残ると思われたのだろう。
しかし、日本語では、借りてきたネコとか、ネコをかぶるとかいう言葉があって、ネコはおとなしいという例えになる。

言葉は面白い。

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