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2012.06.01 Friday
ヤンキー
関西ではこれを「やんキぃ」という風に「キぃ」にアクセントを置いて発音する。
特異な格好をした、若い人のことだ。 ジャージを着て、ラメのサンダルを履いて、コンビニの前で座っている、というイメージ。 もうだいぶ古いイメージだ。 昨今の若い人は、ヤンキーを不良の代名詞みたいに考えているらしい。 聞いてみると、そんな感じだった。 20年ほど前は、ヤンキーにはいろいろな特徴があるが、総じて不良ではない、という認識だったと思う。 ヤンキーはとにかく一人で行動しない。 仲間で行動する。 年代が同じくらいであれば、因縁をつけてくることもあるが、年が離れているとわりと親切だったりする。(これには賛否両論はあるが) また、ヤンキーはわりとシャイである。 仲間でいても、なかなか口火を切る人がいない。 コンビニの前あたりにたむろしているヤンキーたちに、道を尋ねるとする。 「兄ちゃんら、どこそこへ行くのはどう行ったらいい?」 なかなか返事がなく、みんな顔を見合わせている。 こちらが立ち去りかけると、一人が「この道右やで」などという。 仲間意識が強すぎて、口火を切って発言するということがしにくいらしい。 まあ、これは20年前の話。 いまはどうなっているか、わからない。 でも、当時、暴走族と違って、自転車や歩きのヤンキーたちは、チョイワルという感じだった。 ヤンキーと言えばコンビニ。 コンビニが生まれたのは諸説あるようだが、70年代くらい。 それが今のように隆盛し始めたのが80年代後半くらいか。 ネットが進み、ATMができ、商品の宅配サービスなども始めたのが90年代半ば。 90年代くらいまでは、コンビニは「普通の店」ではなかった。 ちょっと特別な、夜間の店というイメージだったと思う。 今のように、スーパーの代わりという感じではない。(値段は高いが…) 今のヤンキーが不良の代名詞だとすると、コンビニの隆盛に伴って、彼らの不良化が起こったのかもしれない。 誰か、研究してほしい。 |
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