考えたこと2

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西洋の結婚式
西洋の結婚式では、来ているお客さんに牧師が語りかける。

「この結婚に異議のあるものは、今申し出なさい。さもなくば、永遠に沈黙を。」

よくよく考えてみると、この言葉はかなりシビアな言葉だ。
異議のあるものが申し出たら、どうするんだろうか。

そういえば、そういう場面もドラマで見たことがある。
花嫁の友達が、異議ありと言って、花婿の悪事をバラすという場面。

そういう機会を与える、ということが大事なのだろう。

今言わないと、もう言う時はないよ、ということだ。
結婚してからは、黙っておきなさいという「永遠の沈黙を」という言葉も重い。

これも、基本的には神との契約だろう。

「その健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?」

これも、厳しい言葉だ。
そう簡単に誓うことはできないだろう。
何が起こるか、わからないからだ。

こういう契約関係で結婚するから、離婚が多いのかもしれない。
裏切りは配偶者が信じられないだけでなく、神との契約も破ることになるからだ。

その点、日本式は楽だ。
自分で誓いの言葉を読んで、玉串を捧げる。
その時に、神主が何か言うが、「この結婚に異議のあるものは、今申し出なさい」などとは言わない。
神さんと自分の契約、という感じではない。(実際はそうなのだと思うが…)
「はらいたまえ」などと言う。
これは借金を返せ、という意味ではない。

日本で挙げる西洋の式の時に、「異議のあるものは…」という言葉は飛ばしている事も多いのではないか。
あまり聞いたことはないような…。

だから、やっぱり一神教の国は厳しいのだ。

所詮、ぼくらは多神教の民族で、神さんもいい加減なものだ、と思っているのだろう。

みんなで酒盛りするような神さんだからなあ。


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