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2010.11.07 Sunday
印税
生まれて初めて、印税をもらった。
何人かで書いた本が売れて、その10%が印税で、そのまた10%がぼくの配分率になっている。 それでお金が入った。 税金は10%。ちゃんと引かれている。 印税はもらうもので、税金ではないとこないだテレビで言っていたが…。 こんなふうに、なっているのか、という感じで、実感がない。 出版社の封筒が送られてきて、その中に支払い案内が入っている。 もっと売れたら、もっと入るのだろうか? どんな契約になっているかも聞いてもいないので、どうでもいいのだが…。 しかし、大したことは書いていないのだが、それでも本になるというのはすごい。 えらいものだ。 電子出版になったら、もっと簡単に本が出せる。 印税も多くなる。 ただし、値段も安くなる。 それは、著者にとってはいいことだが、出版社にとっては難しくなる。 どれが売れるかわからないからだ。 編集者の腕が問われる。 よい著者よりも、よい編集者を見つけることが出版社にとって必須だろう。 音楽と一緒で、形のあるものから、形のないデーターに変わると、需要が増える。 しかし、その分、より個別的なものが増えてくる。 今までなら、こんなものは出せない、と言っていたものまで作品になる。 そうやって、裾野が広がることがいいことか、悪いことか…。 まあ、いいことなんだろう。 そうなると、買うほうのリスクも増える。 なんやこれ、というような本が増えていくからだ。 出版業界は大変だ。 そんなことを考えながら、印税の明細をながめた。 |
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