考えたこと2

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圓楽
今日圓楽が亡くなった。

次の圓楽は楽太郎が継ぐことになっているらしい。
若いころは「星の王子様」などと言っていた。

芝浜は十八番だった。
江戸落語はあまり聞いたことがないが、これは聞いたことがある。
さすがに名人芸。

この人は舞台では笑顔だが、本当はこわい人だったろうと思う。
素顔がこわい。
落語には厳しい人だろう。

今日特集でやっていたが、「落語とは何か?」と聞かれて、「命です」と言っていた。
こういうやり取りを聞いていると、やっぱり江戸落語は違うと思う。
上方の落語家はこんな答えはしないだろう。
そこが江戸と上方の違いだ。

圓楽を称して、「気骨のある落語家」と言っていた。

気骨のある落語家というのは、「命です」とつながっているのだろう。

きっと、上方の落語家なら、「落語とは何か?」と聞かれたら、「しょうもないもんですわ。まああってものうてもエエもんちゃいまっか…」などと答えるのが普通だと思う。
その、「しょうもないもん」に実は命をかけてやっている、ということなのだが、それは答えない。
それが(いいようにいうと)上方の奥ゆかしさだと思う。
そういうふうに、上方落語はできているのだ。

改めて江戸と上方の違いを考えさせられた。

合掌。


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