考えたこと2

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エビデンス・ベースド
政府のインフルエンザ対策が見直された。

新聞では、学校の休校やコンサートなどの集会について、責任者や主催者の判断に任せるとのこと。

たしかに一律に決めることはできないが、これでいいのかと思う。

見直して、決めるのが仕事ではないか。
今はエビデンス・ベーストということで、数字や統計、証拠が重視される。
それ自体はいいことだと思うが、今はそんなことをやっている場合かということだ。

日本独自の状況を考え、免疫力の年齢による感染力の違いや、学校やコンサートに集まって感染するリスク、どこまで蔓延したらそのリスクが休校や中止という措置と相殺するのか…、そんなことについては、まだ数字が出るわけがない。
第一、検査のキャパシティの問題もあって、一体どれだけの人が感染しているかもわからないのだ。
A型とされている人で、新型インフルエンザの人もいるだろう。
そんな状態で、数字を元に正しい判断をしよう、というのは土台ムリな話。

厚労省が集めているのは、現場を知らない人ばかりではないか。
今日も「インフルエンザに詳しい○○医大の準教授」という人が出ていたが、失礼ながらその人が今現場で起こっていることを、正確に捉えているとは思えない。

「真実は細部に宿る」という。
「現場」が大事なのだ。
実際に新型インフルエンザと、その回りの状況を見ている医師の声をもっと聞くべきだ。

数字が出てから判断するのは、そこらの人にでもできる。

でも、数字が出ていないが、総合的に判断して、これだという判断ができる人こそ、プロだ。

「プロフェッショナル」という言葉は、「リクツだけでなく感覚的にも物事を捉えられるほど、それに精通している人」という意味だと思う。

はっきりしているのは、幸いにして弱毒性であること、ある地域では蔓延していること。
それを判断して、どの地区ではどうする、という判断をしなければ指針とはいえないだろう。

結局、判断するというリスクを取っていない。

「判断する」というリスクを取ってこそプロだ。
間違っていたら、すぐに修正すればいい。

間違いをしたくないから、判断のリスクを取らないという人のことを、アマチュアというのではないか。

また、こんな話題ですみません…。


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