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2009.01.25 Sunday
オーディオマニア
昨日の話の続き。
1990年くらいまではオーディオマニアが身近にいた。 スピーカーのコードが1mあたり1万円とか、レコードプレーヤーの重さが40kgとか、スピーカーの下にコンクリートブロックを置くとか、アンプは重さが大事だとか…。 有名だったのが長岡鉄男。 長岡教と言われて、信者がいた。 他にもたくさんオーディオ評論家がいて、毎月雑誌に書いていた。 各雑誌に専属の評論家がいて、好みがあったと思う。 残念ながら、もうそんな時代ではない。 板を切って、箱を作り、スピーカーの本体を買ってきて組み立てる…、そんなめんどくさいことやるわけがない。 真空管のアンプでなければならない…、という人も、もう少なくなった。 やっぱり、レコードの存在は大きかったなあ。 どうやって、原音を再生するか…。 そんなことを考えて、マニアになった人もいるだろう。 ぼくは、たまに雑誌を買って読む程度だったが、すごいマニアもいた。 1990年代までは、まだオーディオがメジャーだったかもしれない。 オーディオにカリスマがなくなったのが、2000年代。 何が、そうさせたのだろうか。 音楽が身近になった。 カセットのウォークマンが出てきて、CDウォークマンが出て、MDウォークマンが出て、ipodが出た。 ipod化した音楽は、もはやデーターだ。 それが、どう関係しているのかわからないが、ありがたみがなくなった。 それはそれで、いいのだろうが…。 |
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