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2008.11.13 Thursday
歌の時代
テレビを見ていたら、黒人の演歌歌手がでてきた。
たしかに、演歌と黒人の取り合わせはめずらしく、ヒップホップか…と思わせる外観であれだから、気をひくのは間違いない。 でも、曲は演歌だからなあ…。 と思ったら、本当に売れているという。 サビの部分は、作曲者の宇崎竜堂でも歌えないとのこと。 ふーん、さすがに難しそうだ。 従来の演歌層に比べて、20代の女性が多く買っているとの分析。 最近の演歌は、カラオケで歌いやすくということを考えて作っていたらしい。 なるほど。 そうなるとこれは難しいだろう。 だからこそ、歌のうまさで売れる。 去年の冬、近所の寿司屋で聞いた演歌を思い出した。 店に客はぼくらだけで、テレビでかかっている演歌が流れていた。 何の歌だったか…、冬の夜にしみる演歌だった。 あの場面では、アリスの「冬の稲妻」やハイファイセットの「暖炉でマシュマロ」は似合わない。 ひれ酒を飲みながら、冬の寒さをたのしむ。 歌のうまさが問われるところだろう。 また、演歌の時代が来るんだろうか。 そんなに甘いことは起こらないと思う。 でも、今まで過小評価されてきた、歌謡曲の逆襲だ。 本当にうまい歌を聴くという、そんな時代が来るかもしれない。 下手な歌手がたくさんいるからなあ…。 |
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