考えたこと2

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役者
緒形拳が亡くなった。

大河ドラマで秀吉の役をやったのが出世作。
あれはずっと見た。

老齢の医者の役のドラマを撮り終えて5日後とのこと。
共演者たちも彼が肝臓ガンだとは知らなかったらしい。
それどころか、病気だということを悟られないように、手術もせず、入院もしなかったらしい。

すごいなあと思う。

5年間も隠し通して役者人生を全うした。

渥美清もそうだった。

病気であることを隠して、映画を撮り続けた。
医者からはもうムリだと言われていても、映画に出演し続け、「寅さん」を全うした。

本当の役者は、監督には自分の本来の姿を見せないために、プライベートは一緒にしないものだと聞いたことがある。

自分の「素」を見せてしまうと、オファーされる役柄が限定されてしまうのをおそれるためだという。

緒形拳も、渥美清も、役者として大成してからは対談番組や「役者」として以外の番組にはほとんど出なかったと思う。

それが「役者」としての自分を貶める行為だとわかっていたのだろう。

クイズやバラエティの番組に出ている役者を見て、彼らはどう思っていたのか…。

本当の「役者」がまた一人逝った。




| | 考えたこと | 23:03 | comments(2) | trackbacks(0) |

コメント
緒方と変換しがちですが、正しくは「緒形 拳」
です・・・

某サイトで、あるメーカーの携帯電話の変換では「緒方」としか表示されないので不良品!とクレームをつけていました(私の使ってる携帯なんですがね)
| Northfield | 2008/10/11 11:50 PM |

すみません。
そうですね。緒形拳でした。

本文、訂正しておきます。

緒形拳の最後のドラマの1回目を見たのですが、一番はっきりしているのは「声」だと思いました。

ちょうど渥美清の最後の映画の時の「声」と同じで、何といったらいいのか、余計なものがそぎ落とされた「声」という感じでした。

わかってみているから、感じるのでしょうね…。


| suzy | 2008/10/12 9:25 PM |

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