考えたこと2

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ブルーブラック
最近、ブルーブラックのボールペンをよく使う。

ずっとブラックを使っていたのだが、少し前にブルーブラックのペン(パイロットのHi-TECというやつ)を何気なく買って使いはじめたら、それが気に入ってしまった。

万年筆の時代の色だと思う。
むかしは、万年筆のインクといえば、ブラック、ブルーブラック、ブルーがメインだった。
ブルーといっても、空の色ではない。
もっと群青に近い色だ。

ブルーブラックはそれとブラックの中間の色。
両親の万年筆にはブルーブラックが入っていたと思う。

ひょっとしたら、ブルーとブラックを混ぜて作っていたのかもしれない。
…と思って、調べてみたら違うらしい。

http://www.nakaya.org/ink.htmlによると、

「インクの消費量の50%を占めるブルーブラックインクは、日光や湿気によって褪色しない上、防水度も高く、永久保存の記録に最適、とその優秀性はインクの中で最高。…ブルーブラックインクは、ブルーとブラックのインクを混ぜたインクではなく、第一鉄イオンが酸化して第二鉄イオンになり黒色沈殿を生じる酸化作用を利用しており、これに染料や硫酸を加えて書きやすくしています。カーボンや顔料を使用している他の色のインクとは色定着の仕組みが異なるのです。文字の耐年性はこのブルーブラックの成分に起因しています。」

ということらしい。

ブルーブラックが使われていたのには、理由があったのか。

色によって定着の仕組みが異なり、性能が違うということを初めて知った。

今のHi-TEC水性ボールペンのインクも同じリクツで作られているのかどうかは知らないが、ブラックで書くよりも目に優しいような気がする。
それに、何となく書きやすい。ペンの滑りがよいのだ。

何にでも、歴史があって、技術がある。

しばらくは、ブルーブラックのペンを使うつもり。
これはオススメです。




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