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2006.12.02 Saturday
カルミン
明治製菓といえば、マーブルチョコレートとカルミンである。
マーブルチョコレートは今でも時々見るが、カルミンはあまり見かけない。 今やカルミンを知らない子供ばかりになった。 カルミンは、カルシウムとミントの合成語らしく、ミント味のチュアブル(噛める)キャンデーである。 カリカリと噛むと、ミントの味がする。 どういうわけか、今は日本では作っていない。カルミンは昔ながらの包装紙(ブルーと白)の上からラップされて売られている。 見ると、シンガポールで作っていると書いてある。 東南アジアでも売っているのだろうか…。 夏の終わり、地蔵盆でもらうお菓子の袋詰めには、たいがいカルミンが入っていた。 長らくその手のお菓子は、カルミンの天下だったが、カバヤのジューCオレンジというようなものが昭和40年代に入って出てきたと思う。 カルミンのように紙で包装されているのではなく、プラスチックのケースに入っていた。それがオシャレだったので、いつしか遠足のおやつの定番になった。 300円まで…というような決め方だったので、当時できたばかりのダイエーに行って、できるだけ300円に近づくように買ったものだ。 それでも、カルミンの味は忘れられない味だ。 昨日、偶然カルミンを手にして、懐かしく食べた。 子供の頃に食べたお菓子の味は、いくつになっても忘れないということがよくわかる。 今の子供を見ていると、定番らしきものはハイチュウか…。 カルミンとハイチュウ…。 何となく、「カルミン」という言葉の響きに夢を感じるのは僕だけか。 カルミン…いい名前ですよね。 |
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