考えたこと2

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男はつらいよ 寅次郎相合い傘
こないだ、BSで「寅次郎相合い傘」という1975年の作品をやっていた。
浅丘ルリ子が「リリー」という売れない歌手の役で2度目に出た作品。

「男はつらいよ」シリーズは大好きで、全部ビデオを借りて見た。

30年前の作品を見ているという感じはなかった。
調べてみると、浅丘ルリ子が35歳、渥美清が47歳。

この時の浅丘ルリ子は、すごくきれいだ。こんな女優は今はいないだろう。

このシリーズ、決まりきったパターンである。

テキ屋の寅次郎が恋をして、ふられる、それだけだ。
そこに妹のさくら(倍賞千恵子)や柴又の団子屋のおいちゃん、おばちゃん、さくらの夫、印刷屋のタコ社長、帝釈天の御前様などがからむ。

寅次郎は商売柄、いつも旅に出ている。
旅先で恋人を見つけたり、柴又で知り合ったり、知り合い方が毎回楽しみだった。

なんで48作も作られたんだろう?

やっぱり、寅次郎のキャラクターだろうと思う。

旅をしている・・それが一つめ。
恋をする・・これが二つめ。
帰る家庭と暖かい家族がある・・これが三つめ。

ふられるのは、ふられないと、次の恋ができないからだ。

この3つ、揃えるのは難しいと思うが、それが揃っているから、48作も作られたんだと思う。


| | 映画・舞台 | 23:44 | comments(2) | trackbacks(0) |

コメント
そうそう本当にリリーさんは、よかった、よかった。確か、当時映画館でも見ていると思う。寅さんは、流れ者だけど、根無し草ではない、両方の世界を橋渡ししてくれる魅力的な存在ですね。
昔から日本では、流れ者は差別されてきた反面、異界から貴重な情報や財宝をもたらしてくれる尊い存在でもあったわけで、その魅力がわかる人にしか愛されない哀しさがありますな。その二面性が凡人の世界を活性化してくれるのに、最近の世の中は、明るい蛍光灯の下のような環境で、メディアもインターネットも政治も、何と薄っぺらなことか。
| 田和荘 | 2005/10/26 1:03 PM |

そうですよね。
寅さんとさくらの組み合わせが、絶妙です。
寅次郎とさくらの兄妹が、日常ではないものと、根のはった日常という二面性を表しているんだと思います。

流れ者の哀しさね・・・。
今はそういうのは、愛されないのかもしれませんね。
残念です。

| suzy | 2005/10/28 10:26 PM |

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