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2005.10.16 Sunday
方向音痴
方向音痴である。
道が覚えられない。 ちょっと曲がりくねった道を行くと、どっちに向かっているのかわからなくなる。 間違って戻る時には、同じ道を戻らないと、戻れなくなる・・・。 どこでも、一度行ったら、すぐに覚えられる人がいるが、信じられない。 ホテルの部屋などでも、エレベーターを降りると、たいがい遠回りの方に行って、ぐるっと一周回ったりする。 これくらいひどいと、実際に困る事がある。 就職して、販売の実習をやったときに、営業所に行った時のことだ。 何度か、営業所の人と一緒に行った得意先に、一人で行くことになった。 一人で運転して、行くのは行けたのだが、帰り道を間違えて、営業所に戻れなくなった。 当然帰りつく時間に帰ってないし、昼休みにもなるし、仕方なく車を止めて営業所に公衆電話をかけた。(25年ほど前であり、携帯など無い) 「どこにいるねん?」と聞かれても、「さあ?」としか言えず、「何か目印になる建物が見えるか?」と聞かれて・・・何を言ったのか、覚えていない。 結局、公衆電話をかけた店の人に道を聞いて、何とか戻ったおぼえがある。 自分で自信がないから、配達のたびにメモ帳に地図を描いてはいたのだが、それでも迷う。 結局、僕にとっては道を覚える一番いい方法は、言葉で書くことだった。 「・・に出て、二つめの信号を右に曲がり、しばらくまっすぐ。右手にガソリンスタンドが見えたらそこを左折・・」という風に言葉で書くと、覚えられる。 帰りは、右と左を読みかえればいいのだ。 それから、行き方をメモする時には、地図など描かず、字を書くことにした。 これなら、まだましだ。こういうのを生活の知恵というんだろう。 どこか遠いところに行く時には、事前に文章にしておくことが必要だ。 右の脳はパターン認識・感性の領域であり、景色や地図を覚える能力は右脳。左の脳は言葉やリクツの領域であり、字を覚えるのは左脳だという。 どうも、右脳がかなり弱いんだと思う。 昔やった知能テストでも、図形はダメだった。大きな三角形の中に線がたくさん引いてあって、この中に三角形はいくつあるでしょう?というようなヤツだ。 それに反して、同義語とか反対語とかは得意だった。 ・・・そういえば、美術もダメだったなあ。音楽は得意だったが・・。 方向音痴の人、地図を描かずに、言葉で書きましょう! 蛇足になるが、僕のような人種にとっては、「カーナビ」というのは神さまの贈り物みたいなものだ。 カーナビを作った人たちにも感謝! |
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