考えたこと2

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これが青春だ
この題名を見て、テレビ番組のタイトルだ、とわかる人は昭和30年代前半生まれまでの人ではないか。

僕の記憶では日曜日だったと思うのだが、ウチは大河ドラマを見る家だったので、日曜日ではなかったのかもしれない。
8時から1時間枠の番組だった。
やっぱり、平日だったんだろう。

最初のシリーズが、「青春とは何だ」(夏木陽介主演)で、その次が「これが青春だ」だったと思う。
竜雷太が主役で出ていた。
だから、僕らは竜雷太というと、先生、という感じだが、もうちょっと若い人になると、「太陽にほえろ」の刑事役がはまり役になっているんだろう。
岡田可愛が生徒役で出ていた。この人は後日「サインはV」で主役となり、それで覚えている人も多いかもしれない。
かわいかったですね、岡田可愛。

このシリーズが、のちのち、村野武範や中村雅俊の出てくる学園もののルーツになる。

数年前に、「これが青春だ」が、ケーブルテレビで再放送され、毎週楽しみに見ていた。(夜中だったが)

当時は小学生だったが、楽しみにしていた記憶がある。
布施明の歌う主題歌、「大きな空に はしごをかけて 真っ赤な太陽 この手でつかもう 誇りひとつを胸に掲げて 恐れ知らない これが若さだ そうともこれが青春だ」(作詞:岩谷時子)というのも、よく覚えている。
「誇り」を胸に掲げる・・・すごい歌詞だと思いません?

このドラマ、中年になって見てみると、びっくりすることがたくさんあった。

まず、舗装された道がほとんどない、ということ。(設定は関東の漁師町。)
自動車がほとんど走っていないこと。
「不良」という役の生徒も、ちゃんと学生服を着て、学校に来ていること。
何かというと、みんな集まって、肩を組んで歌を歌うこと。
まるで道徳番組だ、と思われるようなテーマがあること。
親子の距離が近いこと。
高校生になって、喫茶店(森永ミルクバー)に行くだけで、「不良」と言われること。

そういう時代だったんですね。昭和40年代はじめですよ。(番組は昭和41年〜42年放映)

何度か夕方に再放送されていたので、それも見ていた記憶がある。
懐かしい人、このページを見てみて下さい。(http://homepage1.nifty.com/dorama/koregaseishun.htm)

この、ドラマの中で、竜雷太扮する先生の言葉で印象的だったものをメモしていた。

だまされるのを恐れて、人を信じないような奴は若者ではない。

人に何かをしてもらうときに、迷惑をかけないように断る、という消極的な態度を取るか、恩をいつか返そうという積極的な態度を取るか、若者なら前向きにいくべきだ。

勇気とは自分に厳しいこと。時には格好が悪い事もある。

今が不真面目とは言わないが、このころのテレビ番組を作っていた人たちは、ものすごく真面目だったような気がする。
ヤラセの番組や、わざと間違えているのではないかというような芸能人のクイズ番組なんかを作っている制作者は、一度これを見ればいいと思ってしまう。

古くて良いものはたくさんあると思うが、これもその一つではないか。

こんな事を言いだすということが、年寄りの始まりか・・・。


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