考えたこと2

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環境保護は難しい
環境保護を言っている人たちは、自分たちの目の前のことに立ち向かっているのだろうか。
環境保護を言うことで、善人という仮面をかぶった偽善者にしか見えないのは、何なんだろう。
それをビジネスに儲けているのだろうか。
そんな事を思う今日このごろ。
自分でも相当なひねくれものだと思ってしまう。

国連で演説して、環境保護派のアイコンになったグレタさんは、グレているとしか思えない。
回りでそれを焚き付けている大人がいるのだろう。
CO2が悪だったら、呼吸もできない。
EVは環境に優しいというが、作る電気が火力発電ならほとんど意味がない。
再エネは進めていくべきだと思うが、それで全てをやるのは当分無理だろう。
環境保護派の人たちは、電気代が上がっても文句は言わないのだろうか。

ぼくは製造業に関わっていたから、現場が血の出るような努力をして省エネをしているのを知っている。
昔は熱源だった製造機械も、今は排熱が少なくなって普通に歩けるようになった。
事務所の蛍光灯は一つずつスイッチがぶら下がっていた。
自分のところだけ、明るくできるようにだ。
石油ショックのころはそういう努力もしていた。

環境を守れというのは簡単。
無責任に言うことができる。
その人たちにとっては、絶対の正義という位置づけになる。
世の中、「正義」を大声で言う人ほど、うさんくさい、というのは真実
絶対の正義などない。
善悪二元論で切り取れるほど、世の中は単純ではない。

昔、割り箸を使うのは環境破壊だと言って、マイ箸を持ってきている人がいた。
でも、割り箸は間伐材から作られ、それを使わないと却って林業が廃れる、という意見を見た。
今のエコバッグだって、ほとんどのスーパーの袋はゴミ箱にリユースされ、それがあると燃えやすくなって歓迎されるという側面もある。
やっても効果は知れているが、それで国民の意識を変えよう、ということだ。
それがわかっているのなら、意識を変えるためにやることがあるだろう。
人類が増えていることこそ、環境被害をもたらすのだ。

山本七平が書いていたと思うが、環境保護派の人たちが山の中に視察に来て、蚊が多いのに閉口し、冷房があるホテルに泊まったという話はよくできている。
そういうものなのだ。

SDGsも同じだ。
どうやって、経済を回していくのだろう。
ぼくにはわからない。

もちろん、全部を否定するわけではない。
建前上は正しいと思う。

それでも、何かもやもやが残る。






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