考えたこと2

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50代から始める知的生産術 外山滋比古 だいわ文庫
外山滋比古の本は何冊か文庫で読んだ。
この人は英文学をやっていたが、日本語の研究をやって、そして発想法とか、学び方とか、思考の整理法とか、いろんなことを書いている。
いくらか年をとって、「人生二毛作」ということを言い出した。
自分が結果的にそういう道をたどってきた、ということだろう。

この本はその「人生二毛作」をすすめている本。
著者はもう91歳。毎日朝6時前の電車に乗って、皇居の散歩に行き、8時過ぎに帰ってきて朝食をとり、図書館に通って原稿を書き、月に何度かの会合に出ていて、老いを感じさせない。
書いてあることを読んでみると、とても91歳の人が書いているとは思えない。

健康維持のために、というよりも楽しみとしてのウォーキングだという。
そのためには、「型」を作らないといけない。
定期を買って、毎日行く、少々の雨でも行く、というような「型」づくりが大事だという。
たしかに、91歳にしてこの元気、ウォーキングのおかげだろうと思う。

これだけ元気な老人には、どうやったらなれるか、というのが、この本だろう。
そう簡単には人生二毛作にはなれない。
実際、筆者も「人生二毛作」を説明するためには、自分の他によい見本がないという。
それで、自分が見本になった。

いろんなノウハウが書いてあるが、元気な80歳に向けてと言っても、そう簡単にはできないことばかり。
おまけに、自分の年齢を考えると、もう手遅れというようなこともある。

この本に書いてあることは、どれもそう簡単にできることではない。
人生の終盤にさしかかって、こんなに元気な人もいるのか、ということだけでも勉強になる。

読めばヒントになることが書いてある。

ぼくは本の中で紹介されている内田百?の本を買おうと思った。

| | 考えたこと | 23:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
マツダのFR化
マツダが今の中型車を次期モデルではFR化するという。

FRというのはフロントエンジン・リアドライブのことで、エンジンを前に積んで、後輪を駆動させるという方式。

今の中型車はFFが主流。
もちろんマツダも例外ではない。

FFというのはフロントエンジン・フロントドライブということで、前に積んだエンジンで前輪を駆動する。
部品点数が少なくなり、車を安いコストで作れる。
ただ、前がやたら重くなり、重量バランスが悪く、性能は一般的にはFR車よりも劣る。
BMWやメルセデスの高級車などはFRであり、マツダでもロードスターのようなスポーツカーはFRになっている。

マツダという会社は過去にも調子のいい時があった。
波が大きいかもしれない。
この前はファミリアが好調だった時。
80年代の前半だった。
その勢いに乗って、無謀にもディーラーを5チャンネルも作り、大失敗。
フォードから社長を呼ぶことになってしまった。

結果的にフォードが来て、正解だったと思う。
狙いがはっきりした。
あれから、デザインも統一されたし、イメージとしてハンドリングがよいマツダ、ということもある程度達成されたと思う。

そして、またマツダの好調の波が来た。
アクセラ、アテンザ、デミオ、CX-5、CX-3そしてロードスター。
どれも評判がいい。
ヨーロッパに習って、ディーゼルエンジンを使った車を、積極的に売っている。

そこにフォルクスワーゲンのディーゼルのトラブルが起こったが、どうなるのだろうか。
まだわからない。

でも、今のアクセラ、アテンザ、CX-5などをFRに切り替えるのは大変だ。
コストが高くなる。
一旦決めてから、ラインを変更したりしていると、時間がかかる。
このタイムラグの間に、市場がどうなるかわからない。
経済状況もどうなるかわからない。

マツダが狙っているのは、日本のBMWだろう。
東京モーターショーではロータリーエンジンを復活させて、スポーツイメージを訴求している。
小さな会社が生き残るためには、付加価値を上げないといけない。
高級路線に移行するということだろう。

しかし、トヨタは将来はガソリンエンジンだけの車は作らないという。
すべてハイブリッドか、電気自動車か、燃料電池車になる。

そういう不透明な中で、FR化を決断するのだろうか…。

マツダという会社は真面目な会社だ。

でも、その真面目さがアダとなることもある。

頑張ってほしいなあ。

| | 考えたこと | 08:05 | comments(0) | trackbacks(0) |