考えたこと2

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マツダのFR化
マツダが今の中型車を次期モデルではFR化するという。

FRというのはフロントエンジン・リアドライブのことで、エンジンを前に積んで、後輪を駆動させるという方式。

今の中型車はFFが主流。
もちろんマツダも例外ではない。

FFというのはフロントエンジン・フロントドライブということで、前に積んだエンジンで前輪を駆動する。
部品点数が少なくなり、車を安いコストで作れる。
ただ、前がやたら重くなり、重量バランスが悪く、性能は一般的にはFR車よりも劣る。
BMWやメルセデスの高級車などはFRであり、マツダでもロードスターのようなスポーツカーはFRになっている。

マツダという会社は過去にも調子のいい時があった。
波が大きいかもしれない。
この前はファミリアが好調だった時。
80年代の前半だった。
その勢いに乗って、無謀にもディーラーを5チャンネルも作り、大失敗。
フォードから社長を呼ぶことになってしまった。

結果的にフォードが来て、正解だったと思う。
狙いがはっきりした。
あれから、デザインも統一されたし、イメージとしてハンドリングがよいマツダ、ということもある程度達成されたと思う。

そして、またマツダの好調の波が来た。
アクセラ、アテンザ、デミオ、CX-5、CX-3そしてロードスター。
どれも評判がいい。
ヨーロッパに習って、ディーゼルエンジンを使った車を、積極的に売っている。

そこにフォルクスワーゲンのディーゼルのトラブルが起こったが、どうなるのだろうか。
まだわからない。

でも、今のアクセラ、アテンザ、CX-5などをFRに切り替えるのは大変だ。
コストが高くなる。
一旦決めてから、ラインを変更したりしていると、時間がかかる。
このタイムラグの間に、市場がどうなるかわからない。
経済状況もどうなるかわからない。

マツダが狙っているのは、日本のBMWだろう。
東京モーターショーではロータリーエンジンを復活させて、スポーツイメージを訴求している。
小さな会社が生き残るためには、付加価値を上げないといけない。
高級路線に移行するということだろう。

しかし、トヨタは将来はガソリンエンジンだけの車は作らないという。
すべてハイブリッドか、電気自動車か、燃料電池車になる。

そういう不透明な中で、FR化を決断するのだろうか…。

マツダという会社は真面目な会社だ。

でも、その真面目さがアダとなることもある。

頑張ってほしいなあ。

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