考えたこと2

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フルスペックゆとり
今年の3回生は小学校の高学年からゆとり教育を受けている。
今後数年間かけて、大学の入学生は俗にいう「フルスペックゆとり」になってくる。

ゆとり教育そのもののコンセプトはやってみる価値があったかもしれない。
しかし、現場が対応できなかったのだと思う。
その結果、ゆとり教育は失敗した。

そもそも、現場が対応できるかどうかを判断して、文科省に「できない」と言う先生がいなかったのが不思議だ。
そして、このままゆとり教育を続けたら、初等教育がむちゃくちゃになるぞ、という警告をする先生がいなかったのも不思議だ。
いや、いたのかもしれないが…。

そしてフルスペックゆとりの大学生が入ってくる。

今の大学生もフルスペックに近いのに、さらにゆとりになる。

文化大革命が起きて、たくさんのインテリたちが勉強できず、いろんなところに飛ばされた。
その影響は80年代の終わりになっても、まだまだあった。
文革の頃に青年時代を過ごした人たちは気の毒だ。

それと同じことが静かに日本で起こっている。

文化大革命は毛沢東が元凶だ。

しかし、ゆとりは文科省の役人が計画し、多くの先生が片棒を担いだ。
誰が悪いかもわからない。

きっとこんなことをしていたら、エライことになるぞ、といった人もいただろう。
しかし、もうやってしまった。

多くの犠牲者たちがいる。

悪いのは彼らではない。

オトナが何とかしないといけないのだが…。

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