考えたこと2

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ホンダNWGN
ホンダのNWGN(Nワゴン)が発売された。
これで、ホンダの軽のモデルは出揃ったことになる。

NBOX、NBOX+、NONEときて、NWGNで締めくくり。
日本の軽自動車の販売台数は過去最高だった2006年を抜いて、過去最高になるのは確実。
NBOXを発売した時、ホンダの社長が「国内の工場の稼働率を上げて、雇用を維持する」ということを言っていた。
ホンダの選択は正しかったと思う。
国内の工場の稼働率を上げるためには、軽自動車の充実を図らないと生き残れない。
これらNシリーズのおかげで、ホンダの軽比率は4割。
国内販売と同じになった。

軽自動車は日本では「とりあえずの乗り物」だったと思う。
本当は大きな車がほしいが、とりあえず、軽自動車でガマンするということだ。
でも、それは過去のこと。
積極的に軽自動車がほしい、という人が増えている。
だから、国内の販売比率で4割を超えたのだろう。
たしかに、クルマのカリスマ性は若い人の間では過去のものになりつつあるし、嗜好品から耐久消費財の色彩が強くなっている。
結局、近くのスーパーに買い物に行ったり、近所をウロウロするのは軽自動車で十分なのだ。
少子化や高齢化もこの市場を作っている。
もちろん、環境に優しいとか、ガソリン代の高騰とか、維持費が安いとか、その他の要因もあるが…。

昔は排気量が360ccだったが、今は660ccまで増えたし、性能は飛躍的に上がった。
というか、値段を上げて、性能や装備を上げた。
軽自動車は「とりあえずの乗り物」から「小さい普通のクルマ」になった。

NWGNはダイハツタントやスズキワゴンRの対抗だろう。
ホームページを見る限り、とても軽とは思えない。
装備も大きなクルマとそんなに変わらない。
もちろん、値段もそれなりだが…。

軽自動車というジャンル、日本がプラットフォームを作った。
ひょっとしたら、アジアではこのプラットフォームが支持されるかもしれない。
時代はどんどんエコになっている。
排気量が小さくて、軽い車は燃費がいい。

ガソリン代がそのうち180円になり、200円になるかもしれない。

そんな時に、こういうクルマが必要になる。


| | 考えたこと | 22:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
男子フィギュア
今回の男子フィギュアスケートの五輪代表は興味深かった。

事前の選考規準は「全日本優勝者以外は、GPファイナル最上位メダリストや世界ランク、シーズンベストなどを総合的に判断する」ということだったらしい。
テレビを見ていたが、羽生は順当に優勝、故障の?橋がフリーでどこまでいけるか、という感じだった。

結局高橋は故障が響いたのか、ジャンプで転倒して、フリーも得点は低かった。
?橋は5位。上には羽生、町田、小塚、織田がいた。

五輪代表は、全日本1位、2位の羽生、町田は決まった。
3人目は、アメリカ式なら小塚が行くところなのだろうが、「総合的な判断」で?橋を代表に選んだ。
まあ、実績では?橋に行ってほしいところだし、個人的にも?橋のファンなので彼が代表になるのはうれしいのだが…。

こういうことは日本ではよくある。
マラソンの選考会でもあった。
この大会での1位〜3位で決める、というふうにはならない。

逆にアメリカなどは番狂わせで代表になった、ということがある。
当然代表になるべき人が、その日調子が悪いと出られない。

「総合的な判断」がフェアではない、と思う人が多いからそういう方式になるのだろう。
たしかに、実績や実力を考慮する、というのは不透明だ。
その場の勝負に徹してもいいのだろう。
どちらにしても、五輪代表になったら、きっとそれなりに頑張るはずだと思う。

ぼくは小塚、織田の顔を見ていると、頼りないと思う。
それに比べて?橋の顔は故障とはいえ、治ったら勝ちそうな顔だった。
羽生、町田もまだいい顔をしていた。

小塚、織田の表情には、喜怒哀楽があまり出ない。
そういう風に訓練しているのか、それとも本人は表しているつもりだが、表に出ないのか、それとも、ぼくの感じ方がおかしいのか…。

こういう印象の点は絶対にあると思う。
今回小塚や織田が、闘志を表情に表してスケートしていたらどうなっていただろうか。
やっぱり、変わらなかっただろうか。

日本人には、感情を表情に表さないという美学があると思う。

しかし、時には闘志を顔に表すのも必要だろう。
?橋はフリーの演技が終わった後、本当に悔しそうな顔をしていた。

ひいき目かもしれないが、そういう表情の彼に五輪に行かせてやりたいと思う。

| | 考えたこと | 00:11 | comments(0) | trackbacks(0) |