考えたこと2

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洋楽の邦題
昔は、洋楽にはたいがい題名を意訳して邦題をつけていた。
サイモンとガーファンクルの"Bridge Over Troubled Water"は「明日に架ける橋」。
原題にはどこにも「明日」はない。どちらかというと、「友に架ける橋」というのが歌詞の内容だ。
でも、「明日に架ける橋」になってしまった。

カーペンターズの"Close to you"は「遙かなる影」。
曲の感じとは合っているのだが、歌詞に「影」は出てこないような…。
でも、"We've Only Just Begun"の「愛のプレリュード」は「私たちの愛は始まったばかり…」という歌詞を「プレリュード(前奏曲)」という言葉に置きかえてうまくつけた題名だと思う。

スティービー・ワンダーの"I just call to say I love you"は「心の愛」。
「好きだと言いたくて、電話したんだ」という原曲の感じよりも、重たいイメージ。
「声が聞きたくて」みたいな題名の方が、意味は表しているのだが、名詞で終わらないと、締まりがつかないというのもわかる。
自分で考えてみると、それなりに苦労して邦題をつけたんだろうなあ、と思える。
やっぱり、レコード会社で関係者が集まって、ああでもない、こうでもない…と会議をしてつけたんだろうか?
覚えやすく、言いやすいこと、などという基準があったのかもしれない。

スタンダードな曲だが、"The shadow of your smile"は「いそしぎ」であり、全く関係がない。
これは、映画の題名がそのまま曲の題名になったというパターン。

ビージーズの"First of May"を「若葉のころ」、"How Can You Mend A Broken Heart"を「傷心の日々」というつけ方は、すごくイイと思う。

でも、最近は洋楽に邦題をつけなくなった。

これは、それだけ英語が身近になったということか。

調べてみようと思って、オリコンのページを見たら、どれが洋楽で、どれが邦楽かわからないような状態だ。

たしかに、英語が身近になっている。

今になって思うと、洋楽の邦題というのも、何となく風流でよかったなあ。



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