考えたこと2

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サンタが街にやってくる
今朝、クリスマスの映画で、エルフというのを見た。
エルフというのは、北極にあるサンタクロースの国の小人のことらしい。

間違ってサンタの国に来てしまった人間の赤ん坊が、30年たって父親と会うためにニューヨークに戻り、最後には恋人と結婚して幸せになる、という楽しいコメディ。

映画の中で、サンタのソリがニューヨークの公園に落ちてしまう、という場面がある。
この、サンタのソリは、元々は人々がサンタを信じる心のエネルギーで飛んでいたのだが、最近はみんなの心が荒廃してサンタを信じていないので、ジェットエンジンをつけて飛ぶ・・という話になっていた。

ソリには、Claus Mater(サンタクロースを信じる心のメーター)がついていて、その針がいっぱいふれないと、ソリは空を飛べない。

公園警備隊に追われるサンタを助けるために、主人公の恋人が、公園の外にいるたくさんの人の前で歌うのが、「サンタが街にやってくる − Santa Claus is comin' to town.」だった。彼女が歌うのにあわせて、みんながこの歌を歌うと、Claus Materが振り切れて、ソリが空を飛ぶ・・・いい場面だった。

その時に、字幕にでていた歌詞が、日本語で聞き覚えていた歌詞とだいぶ違ったので、調べてみたら、英語の歌詞は大体こんなのだった。

サンタが街にやってくる

 気をつけた方がイイよ
 大声で泣いたりしたらダメ
 すねるのもダメ
 なぜか知ってるかい
 サンタが街にやってくるから

 サンタはリストを作って
 2回も見直してる
 誰がよい子で、だれが悪い子か
 見つけるんだ
 サンタが街にやってくる

  寝てる間に会いに来る
  寝たふりをしてもばれる
  どんなことをしていたか、わかってる
  だからいい子でいないとね

 だから、気をつけた方がイイよ
 大声で泣いたりしたらダメ
 すねるのもダメ
 なぜか知ってるかい
 サンタが街にやってくるから


英語では、いい子でいないと、プレゼントがもらえないよ、という感じの歌だった。

この季節になると、クリスマスものの映画があるが、どれも楽しめる。
クリスマスソングにも、いい歌が多い。

キリストを信じているわけではないが、何となくウキウキする季節。
寒くて、外に出るのがおっくうな時だからこそ、いいんだろう。

南半球の人は、気の毒ですね。 クリスマスは冬でないと・・・。


| | 考えたこと | 12:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
落研を作ろう
高校3年になった時に、落語研究会(落研)がなかったので、作ろうと思った。

ちょうど、同じクラスに生徒会の書記のS君がいたので、全校生が集まる朝礼の時に、「落研を作りたいので、入りたい人は今日の放課後に○教室に来て下さい」と言ってもらうことにして、それにあわせてポスターを作り、学校の玄関を入ったところに貼った。
(書記は全校朝礼の司会進行をしていた)

S君はマジメで律儀なヤツだったので、全校生の朝礼でちゃんと頼んだとおり、言ってくれた。

放課後、教室で待っていたが、誰も来なかった。
一人友達がつき合って一緒に待っていてくれたが、誰だったか、忘れてしまった・・ゴメン。
仕方ない・・とあきらめて帰った。

次の日、S君は勝手なことを朝礼で言ってはいけない、と先生に怒られたらしい。
僕は職員室に呼ばれた。

先生曰く、クラブは勝手に作れない、部室もいっぱいだし、作りたいからといって、勝手に作るわけにはいかない・・・。

僕の高校はけっこう古い高校だったので、昔から続いているクラブがあった。ドイツ語研究会とか、聖書研究会とか・・。実質的には部員はおらず、クラブの部室が並んだ建物に、部屋だけがあって、実質的には活動などしていなかった。だから、部室は空いているでしょう、と反論したら、「xxxx」と意味不明な返答だった。
要するに、OBがうるさいので、クラブを潰すことはできない、というような事だった。
でも、今の生徒が作りたいクラブがあれば、そちらを優先すべきだ・・と言ったら、とにかく、学校の許可なく校内にポスターを貼ったりしてはいけないのだ、と言われた。

まあ、それは納得したが、でも、クラブを作りたい、ということはまた別のことだ。

でも、結果的には人は集まらなかったので、一人では無理だろう・・・と丸めこまれてしまった。

結局、演劇部に入って、そこでやってみてはどうか?ということになり、演劇部の練習に行った。

もちろん、演劇部では落語など練習していなかった。当たり前である。

部員は圧倒的に女性が多く、講堂の舞台裏で練習をしていたと思う。

「武具馬具武具馬具三武具馬具あわせて武具馬具六武具馬具」(ぶぐばぐぶぐばぐみぶぐばぐあわせてぶぐばぐむぶぐばぐ)という早口言葉を大声で言い、「あえいうえおあお かけきくけこかこ させしすせそさそ・・・」という発声練習をした。

あまりに落語とのギャップが大きかったので、あっさりやめた。
(それでも、2回くらいは練習に行ったと思う。)

3年になるまで待って、落研を作ろう、と思い続けてきて、ひと月もたたないうちに野望は絶たれた。
その後、結局JRC(青年赤十字)というクラブに入って、ガリ版の機関誌を書いていたことは、前に書いた(17歳の時間)。

その時に、結局学校というところは、実際の生徒のことを考えていないんだなあ・・と思った。
それは、今でも変わっていないだろう。

あの時、もしも、一人でも入部希望者が来ていたら・・・どうなっていたのか。

人生にたくさん「もしも」はあるが、この「もしも」は結構大きな「もしも」だと今になって思う。

| | 考えたこと | 00:28 | comments(0) | trackbacks(0) |