考えたこと2

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0.0254mm
ギターを習いに行って、初めてうまい人の演奏を身近で見るようになった。
似たような楽器を持っていても、全く音が違う。

もちろん、指のタッチやおさえ方など、雲泥の差があるのだが、どこか人為的でない部分に違いを求めるのは人情だ。

そう思ってよく見ていると、弦の太さが違うことに気がついた。

先生の弦は太いものが張ってある。
エレキギターの場合、大きく分けて、ヘビーゲージ、ライトゲージ、スーパーライトゲージの3種類の太さがある。もちろん、ヘビーゲージが一番太い。
僕はずっとスーパーライトを使ってきたが、先生はライトゲージだった。

一番高い音の弦の太さでいうと、スーパーライトが0.009インチであり、ライトゲージが0.010インチ。
太さの違いは1/1000インチだから、0.0254mmになる。

たった0.0254mmの違いなので、「同じ太さのを張らないと、同じような音が出ないのだ」と勇んで弦を変えた。
0.0254mmなら、弾きやすさはたいして違わないではないか・・・。

弦は、太くなると音が低くなる。それを、同じ高さにしようとすると、強く張らないといけない。
この差が大きかった。ライトゲージに変えると、弦の張力が上がり、押さえるのがしんどいのだ。
たった0.0254mmの太さの差が、こんなに違うとは思わなかった。

先生は、「スーパーライトでは、頼りなくて、弾いている感じがしない・・」とのこと。

それから2台あるギターのうち1台にはライトゲージを張ることにした。
長いこと弾いていると、押さえるのがしんどくなる。

でも、1ヶ月近く続けていると、だんだん慣れてきて、たしかにスーパーライトが頼りない、という感じがわかってきた。
そして、やっぱりライトゲージの方がしっかり音が出ることもわかってきた。

なるほど。
習うということは、すごいことだ。

今まで何年もかけて、たくさんのギターの雑誌や教則本を見てきたが、いくら弦の太さの記事を読んでも、何とも思わなかった。
でも、習いに行って、実際に見ると、すぐにわかる。

0.0254mmの差は大きいです・・・。


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