考えたこと2

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今年のマイ・ベスト3
昨日の新聞を見ていたら、書評のページは今年のベスト本の記事になっていた。

なるほど。今年ももう終わりなので、今年読んだ本(今年初版とは限らない)のマイベストを選ぶことにした。

決めるとなると迷ってしまいますが、自分の偏った読書傾向をちょっと補正して、オススメ本を選びます。

1位:ラッキーマン マイケル・J・フォックス
2位:会社はだれのものか 岩井克人
3位:ステファニー・プラムシリーズ ジャネット・イヴァノビッチ

「ラッキーマン」は、マイケル・J・フォックスの自伝。
「神様、自分では変えられないことを受け入れる平静さと、自分に変えられることは変える勇気と、そしてそのちがいがわかるだけの知恵をお与えください。」という彼の祈りの言葉そのままの生き方が書かれている。
特に、後半のパーキンソン病との闘病と、それを公開するところは、感激した。
だれでも、自分の伝記だけは本として書ける・・というが、マイケル・J・フォックスのこの本は、俳優が書いたとは思えないほどすばらしい。

「会社はだれのものか」はサラリーマン必読の書。
会社とはどういう成り立ちなのか、資本主義とは何なのか、企業の社会的責任とは・・・という事がやさしく説明されている。
自分にとっては、この本を読んで、非営利法人の倫理性の欠如について思うところがあり、得るところが多かった。

ステファニー・プラムのシリーズは、ミステリ+コメディ。
8つとも全部読んでしまった。
「あたし」という一人称がすごく似合うこのシリーズは、1作目から3作目くらいまでは普通の面白さだが、4作目くらいからめちゃくちゃ面白くなる。7作目の「怪傑ムーンはご機嫌ななめ」はホントに面白かった。
食事のシーン、アメリカのダウンタウンの模写など、読みどころもある。
翻訳物のミステリーが苦手な人はちょっと・・・だが、好きな人にはオススメします。

番外としては、池田晶子の一連の哲学ものがある。
これを読むと、頭がスッキリしたり、はっとする気づきがあると思う。

もう1冊、「崖っぷち弱小大学物語」も面白かった。今の大学について知りたい方は、この本が一番のオススメです。

「ケータイ・ネット人間の精神分析」も、亡くなってしまった小此木啓吾の本としては、総まとめ的なものになっていて、興味深く読めると思う。

今年のイベントとして、初めて本の作者と会えたのが、「ニューヨーク「駐妻」物語」。
ニューヨークの日常が知りたければ、この本はオススメです。

「演劇入門」という本も、題名は地味だが、内容は濃かった。
「本を読んで、自分の知識を広げるという事は普通の事だが、知識だけでなく、物の見方を変えてくれる本、というのにはなかなかめぐり逢えない。この本はそういう本だった。」という本。

書き始めると、全部書いてしまいそうなので、このあたりでやめておきます。

今、レビューのページを修正しています。(ちょっとデーターが重くなりすぎたので、ページの構成を変更します。)
読んでしまった本が数冊あるのですが、また、修正後にアップします。

ということで、今年のマイベスト3でした。

5月から始めたブログもクリスマスでちょうど100記事になりました。
途中息切れの時期もありましたが、何とか目標としていた100に到達することができました。

読んでいただいている方々、ありがとうございました。



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