考えたこと2

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主観的時間
もうぼちぼち今年も終わりになる。
こないだ、正月だったのに、またすぐに正月が来る・・・というふうに年をとると感じるようになった。

主観的時間が速くなっているのだ。

正月、桜の時期、ゴールデンウィーク、盆休み、クリスマス、そして正月。そのあたりが節目になっている。
休みになると、過ぎてきた時間のことを思うのかもしれない。

桜の時期は、過ぎた時間というより、残された時間を思うようになった。
あと何回、桜の花を見られるのかな・・というヤツだ。
桜の花が巡ってくるのも、速くなったと思う。

以前、飲みながら、主観的時間は、どんなときに速くなるか?という話になった。
僕は、年をとると速く感じるので、経験したことの繰り返しになると、時間は速くなるのではないか?という意見だったが、反対の意見の人もいた。経験したことの繰り返しになると、退屈で遅く感じる、というのだ。

たしかに、同じことを繰り返しやらされると、時間がたつのは遅いし、楽しいことをしていると、時間はすぐにたつ。

それなら、年をとると、時間が速く流れるのは楽しいことをしているからだろうか・・・。
年をとると、圧倒的に仕事の時間が多くなり、一般的には仕事はそんなに楽しいものではない。だから、年をとって時間が速く流れるのは、楽しいからではなさそうだ。

子供のころは、もともと、時間の速さなど考えてもみなかった。
「今」の事しか考えてなかったし、来年の「今」の事など考えていなかったと思う。
桜が咲いていても、来年の桜が咲くことなど、考えていなかったし、去年の桜がどうだったかなど、考えもしなかった。
時間は勝手に過ぎていくものだったし、意識していなかった。
年をとった自分などというものは、想像の外だ。
高校時代の僕は、自分が48歳になるなんて、思ってなかった・・・。(客観的には、時間がたてば、48歳になることはわかっていたはずだけど)

あの頃は、本当にやらないといけないことや、やりたいこと、考えることがたくさんあった。
友達と遊びたかったし、いろいろ(今となっては)くだらない事を考えないといけなかったし・・・。
毎日、日記に書くことがたくさんあった。
未知のこと、どうしたらいいのかわからない事、新しい環境・・。

いいように言うと、年をとって、時間の流れが速くなったのは、「今」に慣れたということなのかもしれない。
今でも時々日記をつけるが、それほど書くことがない・・・。

これは、人生の必然なんだろうか。
でも、なかには年をとっても時間の流れを意識しないで生きている人もいるだろう。

毎日日記にたくさん書くことがある方が、しんどいかもしれないが、得がたい人生のような気がする。

これは難しい。


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