考えたこと2

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古き良き昭和
男はつらいよ、を見た。

吉永小百合がマドンナの「寅次郎恋やつれ」という作品。

1974年の映画。74年というと、高校3年生。

ぼくは、男はつらいよのシリーズをほとんど封切り映画館で見たことはない。
見たのは主に3本立ての映画館。
初めて見たときは大笑いした。
とにかく、面白かった。
東大の教授の役で米倉斉加年が出ていた。
八千草薫がマドンナ。72年の作品だった。73年くらいに見たのだと思う。

このシリーズは毎回日本中の土地を回って、ロケをしていた。
古き良き昭和の風景を見ることができる。
マンションのような建物はあまり出てこない。
昔の日本の家だ。

土間があって、畳があって、障子がある。
ダイヤル式の電話が出てくる。
屋根瓦があって、縁側がある。
クルマも古い。ボンネットバスが走っていたりする。

70年代の日本は、イケイケの時代だった。
その頃の空気を山田洋次は感じていたのだろう。
映画の中に、古き良き昭和を残しておいてくれた。

このシリーズを見るたびに思い出す。

思い出せる過去がある人はラッキーだ。

高度成長を体験できたのだから。




| | 考えたこと | 22:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
期待喪失
竹中平蔵が、今の若い人は自分に対する期待値が低いと言っている。

それはそうだろう。
こう不景気では高くなりようがない。

おまけにIT化でコンピューターに仕事を取られている。
グローバル化で外国人にも仕事を取られている。
働くところも、海外に出て行ってしまった。
ゆとり教育が悪かったとは言わないが、義務教育は崩壊状態だ。

日本のお家芸だった家電は、総崩れだ。
ソニー、パナソニック、シャープ…、みんな液晶テレビで失敗した。
シャープなど、もう台湾の会社になってしまった。

新卒社員の何割かは、確実に外国人に取られる。
彼らは優秀だ。
ヤル気もあるし、2か国語、3か国語は話す。
おまけに専門性も高い。

電気代が高いとか、円高とかで、輸出産業はシンドイ。
競争力を保とうと思ったら、海外に行くしかない。
海外のGNPも高くなり、購買力も増えてきた。
もはやアジアは生産基地だけではなく、消費地にもなった。

そんな状態で、期待値は高く持てと言ってもつらい。
もう少し期待してよくなるものを作らないと…。


| | 考えたこと | 00:29 | comments(0) | trackbacks(0) |