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2012.07.11 Wednesday
古き良き昭和
男はつらいよ、を見た。
吉永小百合がマドンナの「寅次郎恋やつれ」という作品。 1974年の映画。74年というと、高校3年生。 ぼくは、男はつらいよのシリーズをほとんど封切り映画館で見たことはない。 見たのは主に3本立ての映画館。 初めて見たときは大笑いした。 とにかく、面白かった。 東大の教授の役で米倉斉加年が出ていた。 八千草薫がマドンナ。72年の作品だった。73年くらいに見たのだと思う。 このシリーズは毎回日本中の土地を回って、ロケをしていた。 古き良き昭和の風景を見ることができる。 マンションのような建物はあまり出てこない。 昔の日本の家だ。 土間があって、畳があって、障子がある。 ダイヤル式の電話が出てくる。 屋根瓦があって、縁側がある。 クルマも古い。ボンネットバスが走っていたりする。 70年代の日本は、イケイケの時代だった。 その頃の空気を山田洋次は感じていたのだろう。 映画の中に、古き良き昭和を残しておいてくれた。 このシリーズを見るたびに思い出す。 思い出せる過去がある人はラッキーだ。 高度成長を体験できたのだから。 |
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