考えたこと2

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ヒッグス粒子
ついに存在確率が99.9999%になった。
欧州のCERNの加速器でぶつけた粒子から、ヒッグス粒子らしきものが飛んで出たということらしい。

今の物理学には標準モデルというものがあり、その中で唯一見つかっていないのがヒッグス粒子だった。
逆に言うと、ヒッグス粒子が見つかって、標準モデルが完成したということだ。

詳細は全くわからないが、リサ・ランドールという人が書いた量子力学の本を途中まで読んだ。(途中で挫折した)
そこに標準モデルということが書いてあった。
ややこしい素粒子の説明があって、次元がたしか7か何かだったと思う。
そのへんまでは理解したのだが、その先はわけが分からなくなった。

ヒッグス粒子はものに質量を与える粒子だという。
宇宙が始まってしばらくして(しばらくといっても、今の時間ではものすごく短い)、ヒッグス粒子が現れ、粒子が自由に空間を飛び回れなくなった。
それがものに質量を与えたという。

この考えを生み出したのは、ピーター・ヒッグスという学者。

1964年に発表したらしいが、この人が生きていて、今日のCERN(セルン)の発表を聞いていたらしい。
1929年生まれだから、83歳。
発表を聞いて、涙を流したらしい。

35歳の時に、ヒッグス粒子の理論を発表して、48年後にようやく存在が確認された。
48年後というのは、早いほうかもしれない。
そんな幸運に恵まれる人も珍しいような気もする。

嬉しかっただろう。
何せピーター・ヒッグスが当時書いた論文を、「物理学に関連性がない」と却下したのがCERNだったらしい。

歴史は皮肉なものだ。

しかし、これで宇宙の理解が一歩進んだのだろう。

あくまで、この宇宙が生まれてからの話だ。

「なぜ」この宇宙が生まれたかはわからない。



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