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2012.07.30 Monday
ウナギ
こないだは土用の丑の日だったが、ウナギは値段が高く、買わないという人が多かったのではないか。
2000円を超える値段のところが多く、ウナギのタレで焼いた豚肉をご飯にのせて食べる、という店も出てきた。 安くて、味もそこそこウナギ風で人気が出ているとのこと。 稚魚が不足しているらしく、取れないのが原因。 結局、調子に乗って食べ過ぎたということか。 ウナギの養殖をしているから、ウナギのことはよくわかっているのかと思ったら、まだまだわかっていない。 ウナギの養殖は、ウナギの稚魚を捕まえるところから始まるので、卵から育てるのではない。 ウナギは淡水魚だが、産卵は海に戻る。 どこで産卵しているのか、長らくわかっていなかったが、最近マリアナ海溝の近くの推進160mのところに卵が見つかったという記事があった。 産卵に川に帰ってくる鮭の反対だ。 ツバメなどの渡り鳥もそうだが、このウナギや鮭のような長距離を旅する魚は、どうやって帰るべき場所を覚えているのか、驚かされる。 本能にセットされているのだろう。 単に温度や湿度が産卵に適している、ということではなく、その場所でなければならない理由がどこかにある。 頭の中にコンパスがあるのだとしか思えない。 伝書鳩や渡り鳥、そして鮭やウナギ。 不思議な生き物だ。 まあ、乱獲に気をつけて、何とかたくさん稚魚が戻ってくるようにしてほしい。 |
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