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2012.07.13 Friday
GCMS
CSIというアメリカの犯罪捜査の鑑識ラボのドラマ。
中で、GCMSという機械が出てくる。 化学の分析を行う機械だ。 何のことかな、と思って調べると、ガス・クロマトグラフ質量分析機ということだった。 なあんだ、と思ったのは前の会社の実験室にあったから。 畑違いで、原理や利用の方法などは全く知らないが、ガスクロという略称で呼んでいるのが耳に馴染んでいる。 よく「ガスクロで分析したらええやん」という言葉を聞いた。 この際、どんなモノか調べようと思ってwikipediaを見たが、難解で理解不能だった。 しかし、ドラマでよく見る分析結果と同じようなものが出てきた。 とにかく、サンプルにどんな物質が入っていたかがコンピューターの画面に出てくる。 それを見て、これとこれがでてきたということは、こういう所に犯人はいたとか、こういう物質が出てきたから、きっとこの毒を使ったとか、そういうことだ。 何と、GCMSというのは、日本で島津製作所が商標登録している。 アメリカでも登録できているのかどうかはわからないが、国内シェア1位で海外でも2位らしい。 日本の得意な分野なんだろう。 そういえば、そのドラマに出てくる鑑識のデジカメは全部ニコンだ。 フィルムに縛られなくなったから、フラッシュをたいて撮りまくる。 コンピューターの性能が上がり、後で画像を解析すればいろんなことがわかる。 それが、デスクトップでできてしまう。 最近は大きなディスプレイも増えた。 そこに映してみんなで見る。 ばかでかい画面に出てきた画像を、小さくしたり、大きくしたりするのは手だ。 タッチパネルになっている。 そういえば、今日健康診断があって、バリウムのX線担当者に、これもデジカメになっていて、データーで見られるのですか?と聞いたら、そうだといっていた。 すごいコストダウンだ。 フィルム代、現像、焼き付けのコストが不要になる。 解像度が高ければ、見たいところを好きなだけ拡大して見られる。 技術の進歩は、確実に世の中を変えていく。 一方で、全く変わらないモノもあるのだが…。 |
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