![]() |
2012.07.23 Monday
原理主義
原理主義というのは、宗教的にはいろいろとあるんだろうが、ぼくらがよく使うのは「現実を無視して特定の原理原則に固執する考え方」という意味のものだ。
昨今の節電を見ていると、不謹慎だとは思うが、節電原理主義とでもいいたくなるようなことがある。 まさに現実を無視した節電、といいたくなるような事態。 節電が目的なのか、それとも停電しないようにすることが目的なのか、今やそれもわからない。 なんのために節電しているのか、それがわからなくなっている。 たしかに、2年前までは電気代を払って、いくらでも電気を使った。 それは地球温暖化やその他の事情を考えると、よくないことだったと思う。 冷房の効率をよくするために、サーキュレーターを使うという知恵がなかった。 扇風機の効用も再認識した。 発電の方法でもめているのも、気持ちはわかる。 しかし、「たかが電気」という発言はないだろう。 これこそ原理主義だ。 電気が止まることで、命を落とす人もいる。 電気が止まることや、電気代が上がることで日本から雇用が失われる。 社会のロスも大きい。 めぐりめぐって、どういうことが起きるのか、その想像ができないのだろうか。 「たかが電気」と言っている人は、お金持ちだから困らないかもしれない。 電気自動車に乗って、電気を使っているはずだが、あれはどうするのだろうか。 前の前の総理大臣は、二酸化炭素削減で原発を増やすと言っていたハズだが、こないだデモに参加していた。 これは原理主義以前の問題だ。 あまりにも節操がなさすぎる。 国のエネルギーをどう考えているのか。 なんだかわけがわからない文章になったが、それも仕方がない。 すでに、むちゃくちゃだ。 |
![]() |