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2012.07.02 Monday
コンプレックス
誰しも割り切れない気持ちを隠し持っている。
それがコンプレックス。 ふだん意識はしないが、何か気持ちにひっかかるものがあるときは、きっとそれが絡んでいる。 メールを出してしまって、なんとなく気にかかるのも、コンプレックスのなせる技かもしれない。 コンプレックスというのは、時に劣等感と訳されているが、劣等感に限ったものでもないと思う。 何となくもやもやしていて、いろんな気持ちが混じっているから、気にかかるのだと思う。 それがひと言で言えないというのが、コンプレックスのせいだろう。 あと味が悪い、というのもコンプレックスが関係している。 会議のあと、自分の発言が気にかかるとか、誰かの発言が思い出されるとか、そういうやつだ。 そういう時は、ちょっと言い過ぎたのではないかとか、口にしてしまってよかったんだろうかとか、大人気なかったとか、会議の結論以外のところが気になる。 その時は気にならなくても、あとで気になるというのは、コンプレックスの特徴かもしれない。 なんでその時は気にならないか、というと、潜在意識が関係しているからだ。 何となくもやもやする、というのは、必ずあとで来る。 口に出したり、メールを出したりした瞬間は別になんとも思っていない。 その瞬間は意識が勝っていて、潜在意識は文字通り沈んでいる。 しかし時間が経つと、潜在意識が出てきて、意識と戦いを始める。 それがもやもやの原因だ。 たいがい、もやもやは自分が正しかったのか、それとも間違っているのかというところになる。 それはどちらでもない。 間違うとか、正しいとか、そういう決め付けをするのが間違っているのだろう。 冷静に考えれば、それはわかる。 でも、決めつけたいのだ。 こういう時は危ない。考えなければならない。 しかし、考えて、下手を打つ場合もある。 考えて何もしないのが正解のことも多い。 コンプレックスはそう簡単には克服できない。 だから、何度も同じ失敗を犯す。 諦めるわけではないが、それも人格の一部なんだから、仕方がない。 そういう開き直りも必要だ。 直せるなら、直したほうがいいのだが…。 |
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