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2012.07.08 Sunday
財政赤字
土曜日の朝のNHKのニュース番組で、消費税増税の話をしていた。
増税反対の人が2人出ていたが、バカな政策について意見を言っていた。 確かに政府はバカかもしれないが、今の日本の財政を考えずに批判する傾向があるのはミスリードだと思う。 税金は国と国民の信頼関係だ。 国が信頼できないと、とにかく反対という事になる。 国=政府+役人だから、政府と役人を信頼できないということだ。 たしかに、ここ数年の総理大臣はどう考えてもマトモとは思えない。 家から金をもらっていたやつもいたし、どう考えても原発問題を混乱させただけというやつもいた。 役人も小さな政府にしようとすると反対するし、役所の統合なども進まない。 相変わらず縦割りの弊害がある。 民衆党のマニフェストに書いてあることで、役人の処遇や国会議員の数などについては、全くヤル気がないようだ。 結局、政治主導という声は出たが、役人の壁は厚い。 こんなことで、国が信頼出来るわけがない。 どんどん借金(国債)は増えていく。 今や支出の半分を借金でまかなっている。 家計簿なら、とうに破綻だ。 誰もそんな家には金を貸してくれない。 それを出してくれているのは、日本という国を信頼して、国債を買っている国民がいるからだ。(国債の消化は、多くは日本国民だ) あれれ、国は信頼できない、という国民が、裏では国を支援している。 なぜか? 国民は、国債を買っているという意識がないからだ。 郵便貯金やJAバンク、日本中の銀行が国債を買っている。 だから、知らぬ間に「信用出来ない国」を信用していることになる。 本当に国が信用できない、という人は間接的にでも、国債を買ってはいけない。 だから、「うちは国債に投資はしません」という銀行に貯金をすればよい。 そういう説明をして、キャンペーンをはれば、儲かること間違いない。 しかし、そんなキャンペーンをはる銀行はない。 国が恐いからだ。 そんなことをしたら、潰される。 長いものにはまかれろで、財務省には逆らえない。 結局国民は役人に踊らされているのだろう。 国内の資産があるから、日本国債は大丈夫、というリクツがある。 しかし、日本国債にだけは投資しない、という金融機関が増えたら、いくら国内資産があってもダメだろう。 結局は、日本が信用できないと言っている国民が、国債という債券を通して国を支えている。 だから、リードすべきなのは、国が信用できない人は、国債を買うのをやめましょう、という選択だ。 けどそれを言ったら財政は破綻する。 そんなことは、テレビに出ているような人は言わない。 |
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