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2009.04.12 Sunday
コンピューターミュージック
コンピューターミュージックといえば、音を数字で表して、それをいろんな音色と組み合わせ、曲を作るものだ。
必ずしも数字で表す必要はないが、結局は数字になる。 音の高さ、音符の長さ、音の長さ、音の強さ…、そういうものを数字で表す。 実際に弾いて、それをそのまま記録するという方法もある。 人間はいい加減なもので、全てをぴったりと数字で割り切れるようにすると、おかしく聞こえる。 四分音符をぴったりのピッチで、ぴったりのタイミングで4つ鳴らすと、文字通り人間らしくない。 だから、乱数を発生させて、ある値を中心に上下させる機能がある。 そんなふうにして、人間らしさを出す。 一時はみんなコンピューターで打ち込んで、演奏するのがはやった。 一人でできるとなると、やってみたくなるのが人情。 音色はどんどん本物に近くなるし、プログラミングして演奏しても、人間が演奏しているみたいになった。 数年前か、10年くらい前まではそれがはやった。 コストダウンもあったのかもしれない。 山下達郎や松任谷正隆などもやっていた。 でも、結局は人間がやった方がいいということになった…と思う。 ひと頃よりも、はやらなくなった。 人間に似せたプレイなら、人間がやった方が早い。 機械には機械の領分がある。 メカニカルなビートや、プログラムでなければできないようなサウンド。 不思議なものだ。 デモテープ作りなどは、すごく便利になった。 プログラミングでいろんな音を足せる。 ミュージシャンがいなくても、何とかなる。 それでも、プロの音はやっぱりプログラミングできない。 音楽はアナログなのだ。 |
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