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2009.04.05 Sunday
何を言っているのか
ノンバーバール・コミュニケーションという言葉がある。
非言語コミュニケーションのことだ。 顔つき、声のトーン、声質、態度などによるコミュニケーション。 これが意外と大きい。 言葉でのコミュニケーションは、たった10%程度という記述もある。 9割が非言語コミュニケーションとは、…ほんまかいな。 しかし、そうかもしれない。 北朝鮮のアナウンサーを見ていてそう思う。 あの表情としゃべり方、大きな声、抑揚など、何を言っているのかわからないが、威圧的なことだけはよくわかる。 少なくとも、面白いことや楽しいことを言ってはいない。 知的なことでもないだろう。 そうしてみると、たしかにノンバーバル・コミュニケーションの影響は大きい。 小説を読むというのは、言語コミュニケーションだけかと思ったら、そうでもない。 話す人の特徴や、その話し方、そんなことが書き込まれている。 上手な小説家は、ノンバーバルな部分をうまく書き込んでいるような気がする。 落語家など、同じ話をしても、声の抑揚や話し方、間などで面白い話になったり、退屈な話になったりする。 だから、会って話すのが一番メッセージを伝えやすい。 その次は電話。電話ならだいたい伝わる。 自筆の手紙は、字の大きさやきれいさでニュアンスを少しは伝えることができる。 メールは一番伝わりにくい。 だから、絵文字などを使うのだろう。 ノンバーバルなコミュニケーションに気をつけてみたら、人間関係がよくなるかもしれない。 表情やしぐさなど、無意識にやっているものも多いけど…。 |
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