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2007.08.12 Sunday
墓参り2007
今年もお盆がやって来て、父の墓参りに行ってきた。
2005年の夏にも墓参りのことを書いた。 墓参りの効能として、「自分の時間にはかぎりがある、ということを意識する」とあった。 書いている本人は同じだが、自分で書いたことを忘れているので、読みなおしてなるほど…と思う。 読んで納得した。 2年経っても変わっていない。 今日は、墓参りをして、いつかはぼくも墓に入るのか…と思った。 墓石の下に入るのだ。 もちろん、その時には骨になっているのだが。 骨になるまでには、死んで焼かれないといけない。 死ぬのは大変だろう。 人生のイベントの最後の一つ。 長いこと生きてきて、大概のことは経験するのだが、どうしても経験できないことであり、人に聞くこともできないのが、死ぬことである。 それに比べたら、まだしも墓に入るのは楽だろう。 もう死んでいるのだから…。 人間は時間というものを発明して、過去と未来を作った。 実際には「今」しかないのに、死んだあとのことまで考える事ができるようになってしまった。 いつになるのかはわからないが、確実にそのときが来る。 なるほど、「自分の時間にはかぎりがある」。 2年経っても、結局は同じだ。 今日は実家で夕食を食べて帰る。 これはもう一つの墓参りの効用だ。 |
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