考えたこと2

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トランペット
昨日、ジャズのライブに行って、トランペットの演奏を聞いた。

トランペットというと、どうしてもニニ・ロッソの夜空のトランペットを思い出してしまう。

朗々と、高らかに吹く、というイメージが固定観念になっていた。

しかし、昨日聞いたトランペットは、本当に囁くようだった。
すごく哀愁があって、まるで喋っているようだ。

管楽器というと、サックスが一番に思い出される。
首からひもで吊して、さっそうと吹く。
吹いている姿も絵になるし、アルトでも、ソプラノでも格好がいい。

もともと、管楽器はリードのあるもの(サックスや木管楽器)の音が好きだった。
音に深みがある。
金管楽器は派手なブラスセクションの演奏ならいいが、ソロで聞くのはちょっと…という感じだった。

しかし、昨日のトランペットは違った。
本当に口で吹いているのがわかる。
唇で話しかけるように、演奏するのだ。

人間の口と、たった3つのピストンを操って、こすれるような音や丸い音、角の立った音…色々な音を自在に吹く。

誰が、あんな楽器を考えついたんだろうか。

トランペットの語源は「筒」だそうだが、筒をねじ曲げて、ピストンをつけて、先を広げ…素晴らしい発明だと思う。

この歳になって、そんなことに気づくとは、情けない。

トランペットが好きな人、すみませんでした。


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