![]() |
2012.07.07 Saturday
ヒッグス粒子
ついに存在確率が99.9999%になった。
欧州のCERNの加速器でぶつけた粒子から、ヒッグス粒子らしきものが飛んで出たということらしい。 今の物理学には標準モデルというものがあり、その中で唯一見つかっていないのがヒッグス粒子だった。 逆に言うと、ヒッグス粒子が見つかって、標準モデルが完成したということだ。 詳細は全くわからないが、リサ・ランドールという人が書いた量子力学の本を途中まで読んだ。(途中で挫折した) そこに標準モデルということが書いてあった。 ややこしい素粒子の説明があって、次元がたしか7か何かだったと思う。 そのへんまでは理解したのだが、その先はわけが分からなくなった。 ヒッグス粒子はものに質量を与える粒子だという。 宇宙が始まってしばらくして(しばらくといっても、今の時間ではものすごく短い)、ヒッグス粒子が現れ、粒子が自由に空間を飛び回れなくなった。 それがものに質量を与えたという。 この考えを生み出したのは、ピーター・ヒッグスという学者。 1964年に発表したらしいが、この人が生きていて、今日のCERN(セルン)の発表を聞いていたらしい。 1929年生まれだから、83歳。 発表を聞いて、涙を流したらしい。 35歳の時に、ヒッグス粒子の理論を発表して、48年後にようやく存在が確認された。 48年後というのは、早いほうかもしれない。 そんな幸運に恵まれる人も珍しいような気もする。 嬉しかっただろう。 何せピーター・ヒッグスが当時書いた論文を、「物理学に関連性がない」と却下したのがCERNだったらしい。 歴史は皮肉なものだ。 しかし、これで宇宙の理解が一歩進んだのだろう。 あくまで、この宇宙が生まれてからの話だ。 「なぜ」この宇宙が生まれたかはわからない。 |
![]() |