考えたこと2

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女子ヘルプデスク今昔物語
ITMediaというサイトで「女子ヘルプデスク今昔物語」という連載をやっている。
書いているのは鐙貴絵という人。
その前の連載の「女子ヘルプデスクのプロマネ修行奮戦記」というのもいくつか読んだが、面白い。
挿絵も面白くて、ちょっとハマってしまった。
この作者、かなりその世界に詳しい人だろうと思う。

ぼくは、今はなきシスアド初級(今はITパスポートという試験になった)を持っていた関係で、2004年の4月から3年ほど学校法人の教職員のコンピューターのお世話もしていたので、載っている事例を見てその当時のことを思い出す。
え、シスアド初級で?と驚く人もいるかもしれないが、それでも回りから見たら十分役に立つレベルなのだ。
もちろん、図書館にシステムを導入した経験のある人がいて、ネットワーク関係には詳しかったからできたのだが…。

そんな経験を思い出させる連載だ。
学校法人に行くと、ビックリするようなことがたくさんある。
ぼくが初めて学校法人の事務所に行った時、一番奥の机に座っている人がディスプレイの電源を入れず、そこにポストイットを貼っていたのにはホントに驚いた。
2004年でもそんな状態の人もいた。
ぼくのいた会社では、連絡手段はメールになって、もうFAXは減っていた。
ちょうどメールとFAXの端境期ではあったが…。

今の学生はLINEだ。
便利だから、もうメールがLINEに変わっている。
ゼミの連絡なども先生によってはLINEでやっているんだろう。
だから、宛先を指定するとか、題名を書く必要がない。
それがそのままこの記事の「チャット文化の新入社員、ビジネスメールに異常アリ!?」というところに出ている。

2014年当時、学生からのメールは、本文に「誰に送っているのか」という情報がないケースが多かった。
To、Cc、Bccの区別も定かではない(というより、Cc、Bccは使わない)。
先生も無頓着のケースも多く、そういうことを覚える必要がなかったんだろう。
あれからLINEはどんどん普及し、若い人の間ではメールを超えたんだと思う。
だから、ヘルプデスクも大変だ。
今やLINEで遅刻を申請する強者もいるという。

十数年前に必死でメールを覚えた中年の社員も、もうメールに慣れて、「新人はメールの使い方も知らんのか」という役回りになっている。
ITツールというのは次々と便利なものが出てくるから、ややこしい。
スマホで2000字を超える文字を通勤電車の中で打つ新人もいる。
ほんと、ヘルプデスクは大変だろうなあ。

それらのIT文化をどう取り込んでいくのか、そのあたりの問題意識もヘルプデスクから出てくるんだろう。
ヘルプデスクというのは地味な仕事だが、大事だと思う。

早速新しい記事が出たらメールが来るように設定した。楽しみだ。

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