考えたこと2

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町工場の感覚
大きい事はいいことだ…というコマーシャルソングがあったが、そうとは限らない。

組織についていえば、大きすぎるとヨクナイことも出てくる。

大きくなると、そのスケールメリットはある。
仕入れが安くなったり、製品が数の優位性を持ったり…。

一方で、町工場のような感覚がなくなる。

みんな、官僚的になって、縦割りの仕事をこなすだけ…という状態になりやすい。

早く帰れて、それはいいのだろう。でも、本当にそれでいいのだろうか。

町工場の感覚、それは、例えば製品はこうあるべきという議論をしたり、どうやって製品をよくするかという事を話しあったり、自分のところの製品をどうやって売るか考えを出し合ったり、ちがう事業部の製品であってもどうやってそれを伸ばしていくか話しあったり…そして、それらを全て「世間話」のエリアでできたりすることだと思う。

「世間話」のエリアでできるというのは大事だ。
公式の場で会議ということになると、誰が出るとか、誰が出ないとか、なぜそれをするのかとか、ややこしい。
「世間話」のエリアなら、その時いる人が誰でも参加できる。

何人かで残業しながら、「あれは、どうやって解決したらいいのかな」などという会話をする。
答えが出るわけではない。「こうやったらどうや」「いやああやったら…」などという。
そういう「ムダ」が実際は次の仕事のヒントになったりする。

町工場の感覚を残したまま大きくなることは難しいのだろう。

ものを作るというのは、面白い。


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