考えたこと2

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風をあつめて
アサヒビールの「あじわい」という新製品のCMで使われている曲。
知っている人もあるかもしれません。
「はっぴいえんど」というバンドの1971年のアルバムに入っている「風をあつめて」という曲。

時期を同じくして活躍していた小坂忠という人の声と似ているので、てっきり小坂忠の歌だと思っていた。

はっぴいえんどというバンドは、日本のロックの草分けというような位置づけで、伝説的な扱いになっている。
細野春臣、松本隆、大滝詠一、鈴木茂というメンバー。
ぼくはリアルタイムではほとんど知らない。

鈴木茂は後日ユーミンのバックなどで活躍し、大好きなギタリストである。
大滝詠一は何枚かレコードを持っている。
松本隆は作詞家になった。木綿のハンカチーフを作った人。
細野春臣は、イエロー・マジック・オーケストラでテクノをやっていた。

この曲は、ぼくがまだ中学生の頃の曲だった。

30年以上経っても、そんなに古いとは感じない(のはぼくだけか…?)。

70年代にはこんな感じの曲がたくさんあった。

アコースティックギター(当時はフォークギターと言っていたが)の指弾きでリズムを刻むという感じの曲。

当時のジェイムス・テイラーの曲にも、そういう感じの曲が多い。

この頃の音楽は、音を埋めていないということがよくわかる。
声にも、楽器にも「間」がある。

今聞くとすごくのんびりした感じがするが、リリースした当時はそれほどでもなかったのではないか。
今の音楽のテンションがすごく高いので、こんな曲を聴くと癒されるような気がする。

あじわい、というひらかなの商品名にあわせて選ばれたのかもしれない。

歌詞のなかに「路面電車」が出てくるが…もう若い人にはわからない単語になってしまった。

 風をあつめて 風をあつめて 風をあつめて
 蒼空を翔けたいんです
 蒼空を

若いころを思い出させる曲だ。


| | 音楽 | 23:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
不思議な物理
世の中のモノには全て重さがあると思っていたが、それは間違いらしい。

ワープする宇宙という本を読んでいる。
リサ・ランドールという物理学者が書いた本。

「余剰次元」が専門らしく、それについて説明するために、相対性理論や量子力学についての説明から始まる。
まだ半分ほどしか読めていないが、ちょっと苦しくなってきた。
でも、面白い。

光子というエネルギーを伝える素粒子があるが、これは質量がないらしい。
質量がないからこそ、光速で移動することができる。

どうなっているのか…。

ぼくらは3次元(タテxヨコx高さ)の世界に住んでいるが、余剰次元というのは、それよりも次元が多い世界のこと。
もちろん、人間には知覚不能である。
平面の国の住人は、立体を知覚できないということと同じだ。

この余剰次元の説明のために素粒子というものが出てきているようだが、今のところなぜこの説明が余剰次元につながっていくのかすらわからない。

重さがない粒子と、人間には知覚できない次元…。

物理学は不思議だ。

あと300ページほど、楽しめそうだ。

もう一つ不思議なのは、リサ・ランドール教授の写真。
本の帯の写真と、ハーバード大学のホームページの写真がだいぶ違う…。




| | 考えたこと | 02:32 | comments(0) | trackbacks(0) |