考えたこと2

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悪友
書き言葉では当てはまらないかもしれないが、ぼくの場合「悪友」というのは話し言葉では、たいがい反語になっている。

「アイツは悪友で…」という時は、一緒によく遊んだとか、一緒に悪いことをしたとか、すごく近い友達だという意味で使う。
ことによったら、「親友」という表現よりも近い友達という気がする。

辞書をみても、ちゃんと本来の意味(悪い友達)だけでなく、「親しみをこめて…」という意味も載っていた。
相手に気を遣わないでいいからこそ、「悪友」と言えるのだと思う。

この言葉も、反語の意味ではだんだんと死語になってきているような気がする。

若い人に、アイツは悪友で…というと、そうですか、と返事されるのだが、本来の(反語の)意味で了解されたのかどうか、不安になる。
高校生の息子に聞くと、反語の意味があることは知っている。「くされ縁みたいなヤツやろ」という。うまいこと言うなあ、と感心した。
ただ、その意味では話し言葉としては使わないとのこと。

初対面の人に会って、共通の友達がいたことがわかったとき、「ああ、彼は悪友なんですよ」と言ったら、それは「彼とはすごく近い友達だ」というふうに理解されるのが、今の中年では一般常識だろう。

でも、この用法は廃れていくのではないかなあ。

どうも、「親友」という言葉に至上の価値をおくような風潮になってきているような気がする。
そうなると、「悪友」は本来の意味だけになってしまうのではないか。

あんまり当たってほしくないが、将来そんなことが起こりそうな気がする。

回りの若い人に聞いてみて下さい。


| | 考えたこと | 23:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
一般常識
なぜ、一般常識というものが必要か?
別にそれがなくてもできることはたくさんある…というか、ほとんどの仕事はその内容を覚えればできる。

それでも、一般常識が必要な理由は何か?

こういうことらしい。
教えてgooのサイトに書いてあった。(http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3461817.html)

「一般常識とは読んで字のごとく『一般的に知っていて当然の知識』です。
たとえば、『水を凍らせると氷になる』という事を知らなくても、仕事の内容にはほとんど影響しません。しかし、そんな事も知らない相手は他に何を知らないのか判らないので、企業では怖くて使えません。」

他に何を知らないのか判らない…というのが面白い。
言い得て妙な説明。

それでも、何をもって「一般常識」とするかは難しい問題だ。

人によって、「知っていて当然」と思っていることは違う。

「一般常識の定義は定かではないという一般常識」と書いてあるページもあった。

この、「一般常識」というものこそ、まぼろしのようなものであって、「あるようでない」ものなのだろう。

昨今はこれがどんどん拡散していて、そのうち、「特殊常識」というようなヘンな言葉もできてくるかもしれない。

本当に、いつか広辞苑に載るのではないか…。

最近のクイズ番組を見ていると、そう思ってしまう。




| | 考えたこと | 01:19 | comments(0) | trackbacks(0) |