考えたこと2

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悪友
書き言葉では当てはまらないかもしれないが、ぼくの場合「悪友」というのは話し言葉では、たいがい反語になっている。

「アイツは悪友で…」という時は、一緒によく遊んだとか、一緒に悪いことをしたとか、すごく近い友達だという意味で使う。
ことによったら、「親友」という表現よりも近い友達という気がする。

辞書をみても、ちゃんと本来の意味(悪い友達)だけでなく、「親しみをこめて…」という意味も載っていた。
相手に気を遣わないでいいからこそ、「悪友」と言えるのだと思う。

この言葉も、反語の意味ではだんだんと死語になってきているような気がする。

若い人に、アイツは悪友で…というと、そうですか、と返事されるのだが、本来の(反語の)意味で了解されたのかどうか、不安になる。
高校生の息子に聞くと、反語の意味があることは知っている。「くされ縁みたいなヤツやろ」という。うまいこと言うなあ、と感心した。
ただ、その意味では話し言葉としては使わないとのこと。

初対面の人に会って、共通の友達がいたことがわかったとき、「ああ、彼は悪友なんですよ」と言ったら、それは「彼とはすごく近い友達だ」というふうに理解されるのが、今の中年では一般常識だろう。

でも、この用法は廃れていくのではないかなあ。

どうも、「親友」という言葉に至上の価値をおくような風潮になってきているような気がする。
そうなると、「悪友」は本来の意味だけになってしまうのではないか。

あんまり当たってほしくないが、将来そんなことが起こりそうな気がする。

回りの若い人に聞いてみて下さい。


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