考えたこと2

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Mac
マックといっても、マクドナルドのことではない。(関西ではマクドだから、間違えないか…)
マクレガーという服のブランドもあったが、それでもない。

マッキントッシュ(Mac)というパソコンのことだ。
アメリカのアップルという会社が作っている。
今はiPodの方が有名になってしまった。

以前、Macを使っていた。
海外留学帰りの後輩が、会社に自分のパソコンを持ち込んで使っていた。それがMacだった。
見たとたん、すごい!と思ってしまった。
このパソコンには熱狂的なファンがいて、ウィンドウズ、マイクロソフトを仇としてユーザーとなっている。
ウィンドウズ98が出てから、だんだんと減ってきて、今は印刷業界、デザイン関係あたりがメインのユーザーとして残っているが、少ない。でも、一部にはまだ熱狂的といっていいファンがいるのも事実。

実際、ウィンドウズ98が出るまでは、Macの方が使い勝手がよかったのだ。
スイッチを入れると、アイコンパレードといって、パソコンに組み入れられている機能をあらわすアイコンが順々に出てくる。
元旦にスイッチを入れると、「あけましておめでとうございます」という文字が出てきたりした。
不意に止まってしまったら、爆弾のマークが出てくるのも愛嬌だった。

ウィンドウズ98が出るのと前後して、アップル社の社長が交代し、いろいろと路線変更があり、株価は下がり、マイクロソフトにどんどん抜かれていった。

僕がウィンドウズに転向したのは、会社で使っているメールシステムに家からアクセスできるのが、ウィンドウズだけだったからだ。
日本橋で、ウィンドウズの安いノートPCを買ってきた。それでもMacを併用していた。

パソコンの仕組みをおぼろげながら覚えたのも、いろいろなソフトの使い方を覚えたのも、Macだった。
毎月、Macの雑誌を買い、新型が出るとすぐに見に行ったりした。

それでも、会社でウィンドウズのPCを使いはじめ、結局は足を洗った。
会社に何人かMacのユーザーがいたが、Macを使うのをやめるというのは、何となく後ろめたいことだった。
これは、宗教なのだ。

紆余曲折を経て、Macは今やウィンドウズと同じような機械になった。
以前は考えられないことだったが、Macが動くパソコンの上で、ウィンドウズも動くようになっている。

アップルもiPodで成功したからか、シェアの差がつきすぎたからか、パソコンについては肩の力が抜けて、昔ほどマイクロソフトを仇として扱っていないように見える。
iPodの成功も、Macでの利用だけでなく、ウィンドウズ上での利用もちゃんとできるようにしたからだろう。

それでも、仕事をしているかぎり、Macを使うということはもうないだろう。
定年して、仕事を辞めた時、もしもMacがあれば…そのとき考えるかもしれない。

しかし、その頃には、インターネットにさえつながれば、パソコンなど何でもよい…という時代になっているかもしれないが。

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