考えたこと2

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マイケル・J・フォックス
テレビでマイケル・J・フォックスのパーキンソン病との闘病のフィルムを見た。

去年、ラッキーマンという彼の本を読んだが、その中に出てくる場面の一部を実際にやっていた。
議会の公聴会でマイケルがパーキンソン病について、話をするところだ。

実際に、日本人のパーキンソン病の人の闘病の姿もあった。

本の中に書かれている病気の姿が実際にわかり、本当に大変な病気だということがわかった。
映画俳優であろうがなかろうが、大変な病気なのだ。

彼の最後のテレビシリーズである「スピンシティ」は、彼がニューヨーク市長補佐官として市政にあたる、というものだが、この番組の途中で彼は自身の病気を告白した。

実際、この番組はスタジオにお客さんを入れて、2テイク撮ると書かれていた。

彼はこの番組を、クスリを飲むことで切り抜けていたらしい。
身体が震えだすと、クスリを飲んで、震えが収まるのを待つ…。
そして、収録スタジオで、観客を前に演じていた。

病気の告白後、彼は観客が彼を哀れみ、ギャグが受けなくなることを心配していた。
しかし、予期に反して、観客は病気の彼を受け入れ、彼のギャグに笑った。
本の中では、この場面はすごくよく書けている。
思わず、涙を誘う場面だ。

番組によると、彼はまた少しずつ仕事を始めているとのことだったが、本当だろうか。
それなら、すごくうれしい。

まだ若いんだし、ぜひもう一度スクリーンに帰ってきてほしい。
憂いを含んだ喜劇俳優として、マイケル・J・フォックスは素晴らしいと思う。

番組を見て、また病気の克服と、彼の復帰を願う。



| | 考えたこと | 22:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
新しい日本語
最近、広告を見ていると、新しい日本語が目につく。

小さくて、軽いものの宣伝だ。
デジカメとか、ノートパソコンとか…。

厚みが2cmあるものを、薄さ2cmという。
重さが2kgのものを、軽さ2kgという。

いつから、「厚さ」とか「重さ」を「薄さ」とか「軽さ」というようになったんだろうか。

薄さ、軽さという言葉自体は昔からあるが、普通は厚さとか重さと言っていたはずだ。

薄くて、軽いですよ、ということが言いたいのはわかるが、薄さ2cmなどと言われると、違和感をおぼえる。
厚さが2cmと違うの?という気になる。

このノートパソコンは、2kgの軽さです…というならまだわかるが、軽さ2kgと言われると、やっぱりオカシイ。
重さは2kgしかありません、と書いてほしい。

重量という言葉も、軽量という言葉に変わってしまうかもしれない…。

この調子でいくと、長さとか、大きさという言葉も変わっていくのも、時間の問題だ。
短いものには、短さ2cmとか、小さいものには、小ささ2mmとか、そういうふうになるんだろう。

日本語を変えてまで、商品の特徴を訴えようとする気持ちはわからなくはないが、やっぱりいやしいと思う。

どこかの会社がやりだしたら、みんな右へならえで変えたんだろうと推測がつく。
悪貨は良貨を駆逐するというヤツだ。

公正取引委員会にはひっかからないが、何とかしてほしいと思う。

歳を取って保守的になったからかもしれないが、どうも許せない。

やっぱり、「厚さ」と「重さ」だろう。


| | 考えたこと | 01:10 | comments(0) | trackbacks(0) |