考えたこと2

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プロセスオフィス
こないだ日本の企業のKGS(勝手にやっている 現場の 集合体)について書いたが、欧米にはそれを食い止める部門があるという。

それがプロセスオフィスというものらしい。
そういう日経クロステックの記事があった。

日本のDXがうまくいかない理由の1つは、「経営者が変革を主導せず現場に丸投げしていたことだ。業務改革は利用部門の利害などがもろにぶつかるから、経営者が丸投げ状態だと、IT部門などに超人的なリーダーシップを発揮できる人材でもいない限りうまくいくわけはない。」ということ。

そして、2つ目の理由は、要するに会社全体の仕事がどういうプロセスで、いろんな部署が連携したりしてやっているか、ということがわかっている人がいない、ということだという。
こちらの方が、致命的だ。

海外では、それを仕事としてやっている部署があるからこそ、DXがうまくいく。
常に組織のムダをなくし、仕事が合理的に進むようにするための部署だ。

ところが、日本企業はKGSであるため、そういう統括的な部署がない。
日本の現場は、横から口を出されるのを極端に嫌う。
だから、仕事のやり方をよその部署から言われて変えていく、ということは苦手だ。

実際、ぼくが昔やった図面のシステムの仕事も、紙で送るのを止めて、電子データーで直接他部門に送るようにすることで、その部署も合理化して仕事がやりやすくなるのだが、川下の他部署の了解を取るのが大変だった。
いくら楽になると言っても、仕事のやり方を変えるのに一苦労。
システムが立ち上がっても、そこができなければ何の意味もない。

こういうときに、上層部が旗を振ってくれたら楽ちんなのだ。
無駄な仕事が減る。

だいたい、そういうことをやらないと、効率化などできない。
当時は(今もそうだと思うが)上の方にITに詳しい人がいなかった。

もしもプロセスオフィスという部署があって、勝手にやっている複数の現場を、どうやってよくしていくか、というようなことを考えていたら、ぼくらがやった仕事も当然もっと前にやったであろうと思う。

記事の筆者も、DX以前にそういう部署が必要だと言っている。

本当にそう思う。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:46 | comments(0) | trackbacks(0) |

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