考えたこと2

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四則演算ができない高校生
2014年に「9-3÷(1/3)+1=?」という記事を書いた。
これは企業が、新入社員が計算ができないという報告だった。

そこから8年経って、今度は「四則計算できない高校生がいる日本の厳しい現実支援員を奮闘させた「本当は勉強したい」気持ち」という記事が出た。
こちらは教育困難校の実態だから、その通りだろうとは思う。
実際、四則演算ができない大学生もたくさんいる。
それはぼくが見てきた。

だから、高校でもできないんだろうと思う。
記事では、学習支援員の姿をルポしている。

この中で紹介されている学習支援員のOさんというのは、社会福祉法人に勤め、定年退職後、地域で困りごとを抱える人をサポートするNPO団体に入り、学習支援員に応募して採用されたという方。
進んだ自治体にはエンカレッジスクールとか、チャレンジスクールとか、要するに学び直しができるという学校があり、そこで働いている。

そういう学校では基礎学習を主体に実施しており、国語、数学、英語の3教科がメイン。
英語はアルファベットからとか、数学も四則演算からとか、国語はひらがな、カタカナの正しい書き方からとかいうような内容。
今の下位の大学生を見ていると、たしかにそのあたりからやらないといけないと思う。

企業でも、新入社員のレベルの低下を見て、学び直しをやるところが出てきた。
大手機械メーカーのクボタは技術系新入社員を対象に、機械設計の基礎を教育している。
現場から、若手の学力不足を懸念する声が出たからだ。

ぼくもエラそうなことは言えない。
入社して配属されたときに、呆れられたことがあった。
だから、勉強したのだが…。

今の大学では35%補習授業をしているという。
それは、入試を簡単にした大学自身にも原因はある。

しかし、一番悪いのは義務教育が崩壊状態なのにそれを放置している教育の専門家たちだろう。
学校の先生、教育委員会、教育の専門家と称する人たち、そして文科省など。

すでに90年代に「分数ができない大学生」ということが言われていた。
それをそのまま放置しているから、こんなことになった。

小学校、中学校でちゃんとやらないから、こんな結果になるというのは当たり前。
教育の自称専門家たちは、これをどう考えているのだろう。

授業がわからないから、学校が面白くない。
こんな当たり前のことがわからないのだろうか。

彼らの罪は重いぞ。





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