考えたこと2

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メメント・モリ2
今朝の日経に「ユーミン50年の歩み」という記事があった。
その記事で目についたのが「メメント・モリ」という言葉。
「死を忘れるな」という意味のラテン語だ。

思い出して見てみると、2018年に書いていた。
その時は日本の無常観よりも、メメント・モリの方がいい、と書いていた。
てっきり逆だと思ったのだが‥。

たしかにユーミンの曲には「死」が歌われているものがある。
初期の「ひこうき雲」がそうだ。
「雨に消えたジョガー」はルーケミアという病気の名前まで出てくる。

2018年というと、61歳。
2年前、年上の友人が「65歳になったら、ガタっとくるで」と言っていたが、そのとおり。
朝起きると、いろんなところが痛い。

実感として、仕事をいつまで続けられるのだろうと思う。
いや、続けさせてもらえるのか、と言ったほうが正確か。

もともと運動は好きな方ではなかったが、大学の頃からほとんどしていない。
近所で、ずっとボーイスカウトの活動をやっていた70歳を超えた人は、まだまだ足腰がしっかりしている。
やっぱり差がつくのだ。
65歳の頃は、まだまだキャンプや山登りなど行っていたからなあ。

ぼくはちょっとした段差で躓いたりして、コケそうになることも増えてきた。
いつか転んで、怪我をしそうな気がする。

そんなふうに歳をとって弱気になってくると、「メメント・モリ」の積極的な言葉はちょっと辟易とする。
やっぱり「無常」がいい。
諦めるのだ。

「人間は死すべき存在」ということは、洋の東西を問わず共通だが、歳をとっても、死を積極的に意識して「だから、積極的に生きよう」とは思えない。
気力も、体力もしんどいのだ。

ユーミンはどうなんだろうか。
今でも「メメント・モリ」なんだろうか。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 09:50 | comments(0) | trackbacks(0) |

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