考えたこと2

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先進国からの脱落
「日本は「先進国」から脱落目前、2022年は歯止めの正念場」という記事を読んだ。
経済学者の野口悠紀雄氏が書いている。

70年代に高度成長を遂げ、先進国だった日本だが、ここ20年ほど地位が低下しているとのこと。
日本はOECDの平均レベルに逆戻りして、これから下回ろうとしている。
2020年にはコロナ禍の中で実際に平均を下回っている。

最も死者等の被害が少なかった日本で、すでに欧米のOECDの各国が規制を撤廃しているにも関わらず、いまだに外国人の流入を制限し、科学的に根拠のない権利制限をして、どんどん貧しくなっている。
若い人たちは割を食って、自殺者が増えたりしているのに、政権は全くかえりみない。

野口氏は一人あたりのGDPを見て、今は60年代から70年代初めの「これから先進国の仲間入りをしよう」、という時期と同じところまで下がって来ているという。
この傾向が続くとすると、2030年には日本はOECDの平均の半分くらいになる。

記事にはこうある。

「60年代、日本人は先進国の仲間入りすることを手放して喜んでいたわけではない。先進国になれば、厳しい国際競争の時代が始まることに身構えていた。
 63年に、日本はGATT(関税と貿易に関する一般協定)11条国に移行した。これにより、保護貿易が許されず、世界に向けて市場を開くことが義務づけられた。64年には、日本はIMF8条国に移行した。これにより、国際収支上の理由で為替レートを変更できなくなった。
 こうしたことで自由貿易の荒波にさらされれば、日本経済が外資に支配されてしまうかもしれないという緊張感があった。」

60年代から70年代というと、日本人はウサギ小屋に住み、エコノミックアニマルとか言われていたころ。
なくなった父は昭和ヒトケタで、エコノミックアニマルという言葉を複雑な気持ちで捉えていたように思う。
オリンピックも万国博覧会もやって、日本に勢いがあった頃だ。
当然、仕事は夕方5時には終わらなかったし、帰ってくるのは遅かった。

ワーク・ライフバランスなど、言葉もなかったし、団地が流行っていた頃だ。
当時の平均年齢が30歳。今はもう48歳だ。

アメリカも日本と同じように下がっていたが、IT革命で盛り返した。
問題は多いが、移民も入れて、人口も増えている。

これから、本腰を入れて経済を回復させ、先端分野の成長を目指さないといけないのに、岸田首相ではとても無理だろう。

せめて、欧米各国並みにコロナ規制を緩和することだけでも早くしないと…、と思う。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:47 | comments(0) | trackbacks(0) |

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